#にゃんこ物語

ネコの居酒屋

松田玲子さんは食通のあいだで名前を知られている料理教室の先生であり、小さな居酒屋の経営者でもあります。たとえばコロッケ 1 つつくるにしても、ジャガイモのキタアカリを買ってきて皮ごと蒸してと、丁寧に丁寧につくります。魚も市場に出かけてその日一番新鮮で安いものを買ってくるわけです。

で、松田さんは自宅に 10 匹のネコを飼っているのですが、ネコたちにも市場から買ってきた新鮮な魚を刺身にしたり茹でて食べさせているそうで、居酒屋のお客さんたちは「そっちの方が美味そうだな」などと言って、松田さんの家を『ネコの居酒屋』と呼んでいます。

『ネコの居酒屋』では、毎日、塩を使わない魚料理が出ますが、月に 1 回だけ魚の塩焼きが出るそうです。塩焼きの匂いがしてくると『ネコの居酒屋』のお客さんたちはそわそわしてにゃーにゃーにゃーにゃー言うのだそうです。

(カオルコ)

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