#わんこ物語

怒りと喜び

藤田家はご主人が狩猟好きで、山にワナをしかけてイノシシを獲ってきたりしますが、奥さんはイノシシが大嫌いで、世の中の動物が犬と猫だけになればいいと思っているそうです。

で、藤田家で飼っていたシベリアンハスキーのリキ丸くんが 12 歳になった頃、食欲がなくて痩せてきたので奥さんはとても心配していました。

ある日、街に出て買い物をすませて帰宅すると、坂道の上にある玄関に茶色のハスキー犬の頭が見えたそうです。あっ、リキ丸が倒れているッと思って坂道を猛ダッシュで駆け上がり、「リキちゃーん!」と力いっぱい抱きしめたら、ものすごく臭くてそれはイノシシだったそうです。

「なんでこんなところに置いておくのよッ」とご主人を怒鳴りつけ、リキ丸くんにはやさしー声で「リキちゃん、無事でよかったよー」と言ったのでした。

(KIMI)

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