神職として最高位「浄階」に。身分は「一級」に。
開成山大神宮
宮司 宮本 孝さん
神社本庁に所属する神職の階級には、資格や学識を示す「階位」、経験や功績に応じた「身分」神社内での役職である「職階(職称)」の 3 つの種類があります。
今年の 7 月、開成山大神宮の宮本孝宮司は、神社本庁において、階位の最高位「浄階」と、身分「一級」に認定されました。
宮本さんは、祖父の代から続く開成山大神宮の三代目宮司。大学で神職の資格を取り、郡山女子大学附属高校の教員を経て 1999 年に開成山大神宮の禰宜となり、 2007 年に宮司に就任しました。
「東北のお伊勢さま」として地域の皆さんに親しまれている開成山大神宮。「明治時代、安積開拓に従事した人々と指導者たちの強い願いが政府や明治天皇を動かし、当時、地方の神社に伊勢神宮の御分霊をお迎えするというのは極めて異例なことでしたが、奉還が許可され、今に至っています」。全国的にもあまり例がないそうです。
今回の昇階・昇級について宮本さんは「特別意識はしませんが、やはりこの身分に恥ずかしくない神職でないと、と思っています」と真摯に。神主さんの身分によって袴の色が変わるそうで、一級は紫色に白い文様となります。また、大祭の際に着る装束の色も違うそうです。
宮本さんは、神職としてだけでなく、様々な地域貢献活動も行っています。もともとご自身が音楽好きということもありますが、「音楽都市郡山の存在をもっと多くの人にわかってもらいたい」と、神社の本殿や参集殿でコンサートを開いたり、「地元の野菜や産物を知ってほしい」と、場所を提供し定期的にマルシェを開催したりと、参拝やご祈祷に来るだけでなく、地域に開かれた存在となっています。
また、「神職は本来世襲制なのですが、時代の流れとともにそれが難しくなっていることもあります。今後神職になる予定の人材を育成していく立場でもあります」。宮本さんは、神職になるために受けなければならない研修の講師や、試験の先生を務めているそうです。
「後継者育成も含め、地域のためにこれからも貢献していきたいです」。

宮司 宮本 孝さん
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