柴犬のチャーちゃんはうちで生まれた子なので、みんなから特別可愛がられていました。チャーちゃんも期待に応えて、人懐っこい、無駄吠えをしないリッパな男の子に成長しました。
ある晩、うちの庭からギャーッという悲鳴と「助けてー」という男の人の声がしたのでみんなで出てみると、なんとチャーちゃんが男の人の足に噛みついていたのです。父があわてて「こら、チャーちゃん放しなさい」と、ようやくチャーちゃんを引き離し、足から血が出ている男の人を救急車に乗せました。
救急隊員の人から「ケガをした人はお知り合いですか?なぜお宅の庭に?」と言われてはじめて、そういえばなんでうちの庭にいたのだろう?もしかして泥棒?と思ったのです。
翌日、父が病院へお見舞いに行ったら、その人は夜中に病院を抜け出していて、ベッドはもぬけの殻だったそうです。チャーちゃんは泥棒を捕まえていたんです。すごい、エライ。チャーちゃんの捕り物はご近所で大評判になりました。
(岩本)
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