読み物

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  • 犬のご挨拶

    うちは郊外の住宅地ですが、丘の上にオンドリを飼っている家があって、毎朝、とんでもなく早い時間にコッケコッコーと鳴くので、ご近所めいわくになっていました。 その家は、オンドリの他に、ウコッケイと、ときどき警察車両がお迎えに...

    読み物 # わんこ物語

  • メカタとタッパ

    町内の「春山はるやまクリニック」は、先生と看護師さん三人との小さな医院ですが、男先生の的確な診断と処方、若い女性看護師さんたちの明るい笑顔で、とても気分のいい「かかりつけ医」です。 月に一度、血圧降下剤を出していただくだ...

    読み物 # 文ちゃんのことば遊び

  • 目覚まし猫

    隣町に住む友だちのテルエさんが「私は目覚まし時計はいらないんだ」と自慢げに言うので、ははぁ、また猫自慢だな、と思ったら、図星でした。 「うちのタマッチは、朝 6 時になると私を起こしに来てくれるから、目覚まし時計は買った...

    読み物 # にゃんこ物語

  • お言葉に甘えて

    同じマンションの1階に鶴見さんというご夫婦が住んでいます。1 階の家にはそれぞれ 5 坪ほどの庭がついていて、フェンスが張り巡らされているのですが、鶴見さんはフェンスに穴を開けてノラ猫が入れるようにしています。そのくらい...

    読み物 # にゃんこ物語

  • デコちゃん百年

    日本人は愛子さんのことを「アコちゃん」、和子さんのことを「カコちゃん」美津子さんのことを「ミコちゃん」と呼んだりしますが、秀子さんのことは「ヒコちゃん」じゃなくて「デコちゃん」と呼ぶんですね。 で、日本で一番有名なデコち...

    読み物 # 文ちゃんのことば遊び

  • フクちゃん

    私は四匹の猫を飼っていますが、猫ってホントに性格がそれぞれですね。 一人暮らしなので、トイレの戸を開けたまま入ると、猫たちがどっと参加してきて、真っ先に膝に乗る子、私の足の間から便器の水をのぞき込む子、まわりをうろうろ歩...

    読み物 # にゃんこ物語

  • ヂンヂロゲ

    森山加代子が『じんじろげ』を歌って大ヒットしたのを覚えている方はおられますか?昭和三十七年のことです。 「じんじろげや じんじろげ どーれどんがらがった ほーれつらっぱのつーれつ まーじょりん まーじんがら ちょーいちょ...

    読み物 # 文ちゃんのことば遊び

  • 夜のノック

    私の叔母さんは、ご主人が刑事さんでしたが、退職後は二人で田舎暮らしをしています。その叔母さんの話です。 田舎の一軒家なので、誰にも文句は言われないから、ノラ猫がにゃーにゃー鳴いてくると、台所の戸の外にエサを出してやってい...

    読み物 # にゃんこ物語

  • ハナちゃん事件②

    民俗学のD教授の一家は、旅行に行くときもレトリーバーのハナちゃんと一緒です。 一家 4 人とハナちゃん一匹が 7 人のりのエスティマに乗って 4 時間の旅。 「体重を減らしてください」と獣医さんに言われて以来、ハナちゃん...

    読み物 # わんこ物語

  • 早口ことば

    昔、子どもたちは「早口ことば」でよく遊びました。文字で読めば何でもない一行が、早口で言ってみると舌がもつれて、つっかえてしまう。その「もどかしさ」を互いに指摘して笑い合う遊びです。 たとえば、次のような早口ことばは、アナ...

    読み物 # 文ちゃんのことば遊び

  • ハナちゃん事件①

    D先生は大学の民俗学の教授です。 D先生が飼っているハナちゃんは黒いレトリーバーの母犬と、牧場で働いている父犬の間に生まれました。 「働いている」って?と、へんに思われたでしょう。 父犬は、牛が出産する時間を、「もうすぐ...

    読み物 # わんこ物語

  • コハルめーッ!

    今年は高校 3 年の息子の大学受験でした。 1 月に共通入試一次試験を受けるというので、前日の夜は私も大緊張。朝 4 時に起きてお弁当を作らねばならないので、早くから寝ました。 ところが 11 時すぎ、隣の家の柴犬コハル...

    読み物 # わんこ物語

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