読み物

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  • 几帳面なネコ

    16 年もの間、おたがいに愛し合っていた黒猫のクロちゃんが死んでしまって、私は悲しくて淋しくて、もう二度とネコは飼わないと決めていました。 ところが、クロちゃんがいなくなったのを知っているかのように、庭に白っぽい灰色の可...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 絶食療法

    うちのクロは、爪だけはふつうの爪だけど、ヒゲも肉球も真っ黒の黒猫でした。 15 歳になった頃、じん臓が悪くなって、やせて何も食べられなくなって、よろよろして、外に出だがるので、出したらそれっきり帰ってきませんでした。それ...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 助け合いの精神

    うちにはネコが三匹います。その日は仕事で疲れてしまって、家でネコたちにご飯をあげたら、台所のドアをバターンと閉めて、そのまま寝てしまいました。 翌朝、三毛猫のココちゃんが私の顔のすぐそばでニャーニャーとうるさく鳴くので目...

    読み物 # にゃんこ物語

  • ハチさま事件

    生野家は有名な工芸家のお宅ですが、生野先生、奥様、お嬢さんというご家族三人がひたすらお仕えしているのが、柴犬のハチです。生野先生なんか、暑い夏に車の中で寝たがるハチのために、扇風機を運んで回してやったりと、もう大変なご奉...

    読み物 # わんこ物語

  • なでしこジャパワン

    黒柴のユウコちゃんと散歩していたら、公園で小学生の男の子たちがサッカーの練習をしていました。ユウコちゃんは男の子が蹴るボールをずーっと目で追っかけています。しばらく見物したあと、「この子に一回だけボールを蹴ってやってくれ...

    読み物 # わんこ物語

  • バセットの実力(下)

    前号につづいて、うちのバセットの事件です。 主人と小学 3 年生の息子と 3 人で山登りをする日、バセット・ハウンドは猟犬だから山が好きだろうと、二匹をつれて行きました。最初のうちは息子と一緒に歩いていたのに、ふと気づく...

    読み物 # わんこ物語

  • 真珠の首飾り

    毎年、暮れから正月、冷たい空気がキンキンと張る頃になると、何か大切なことを忘れているような、心が急かされる気分になります。そして、ようやく思い出すのは「そうだ、今年はまだ牡蠣かきを食べていないんだっけ」。 近くのレストラ...

    読み物 # 文ちゃんのことば遊び

  • バセットの実力(上)

    うちはバセット・ハウンドという、耳がお振り袖みたいに長い犬を二匹飼っています。名前はペコちゃんとポコちゃんです。二匹を飼うとき「おだやかな性格。優秀な家庭犬」と聞いていたのですが、ものすごい食いしん坊というのは聞いていま...

    読み物 # わんこ物語

  • 酒が主食

    衝撃だった。そして私にとっては最大の朗報でもあった。朝一番で届いた九州の寅子さんからのメール。それには新聞に載った、本の広告の切り抜き写真が添えられていました。『酒を主食とする人々』本日発売!!(本の雑誌社)文ちゃんの来...

    読み物 # 文ちゃんのことば遊び

  • キッちゃんの一大決心

    キッちゃんは、白黒のオス猫で、ノラ猫出身。そのあとにきたキンタローは、飼い猫出身でした。 私が机に向かって経理の仕事をしていると、飼い猫のキンタローはすぐ膝に乗ってきて、私の顔をなめたりして甘えます。でも、ノラ猫出身のキ...

    読み物 # にゃんこ物語

  • ねこリンス

    くーちゃんは、白黒もようの、どこにでもいるような日本猫ですが、主人へのご奉仕が大変よくできるのです。 主人は小企業の経営者で、毎日営業をしています。家にいて、主人がハクションとくしゃみをしたら、「どうしたの、どうしたの」...

    読み物 # にゃんこ物語

  • いじわるジイさん

    富山の置き薬、というのがありますね。風邪薬や腹薬を家庭に預けておいて、何か月かに一回、飲んだ薬の分だけお金をもらっていくシステム。 このあいだも、富山の薬屋のお兄さんがきたのですが、玄関に出てきたうちのネコを見て、「可愛...

    読み物 # にゃんこ物語

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