読み物 おすすめのカテゴリ #にゃんこ物語#わんこ物語 読み物全部 カテゴリで絞り込み にゃんこ物語わんこ物語文ちゃんのことば遊び 最新順古い順人気順 ナッキー行方不明事件(下) ナッキーが来た夏から一年たって、あちこちで花火大会が開かれる季節になりました。 ナッキーは花火の音が大嫌い。花火が上がるたびにぶるぶる震えているので、台所の板の間に入れてドアを閉めていたのですが、ある花火の夜、いつのまに... 読み物 # わんこ物語 2023.09.16 ナッキー行方不明事件(上) うちの母が朝、家の裏の広い駐車場のお掃除をしていたとき、段ボールを見つけ、中に入っていた白い子犬を抱いて帰ってきました。 父がお尻をたしかめて「オスだから飼ってもいいだろう」と言いました。でも、あとでペット病院へつれて行... 読み物 # わんこ物語 2023.09.09 どどいつ どどいつ、といっても、今の方はたぶん知らないでしょうね。江戸時代後期に流行はやりだした三味線伴奏の俗曲のひとつで、「都々逸」と書きます。芸者、遊女など花柳界かりゅうかいを中心にめんめんと唄いつがれて、昭和三十年代まではラ... 読み物 # 文ちゃんのことば遊び 2023.09.09 怪力なっちゃん 私の家は、親の代から住んでいる古い一軒家です。 両親が亡くなり、メスの日本猫のなっちゃん(本名なっとう)と暮らしているのですが、なっちゃんは小さいころから驚くほどの力持ち。仲良しの外猫のお兄さんが庭からニャーと鳴くと、台... 読み物 # にゃんこ物語 2023.09.02 マンションの闘い 五階建てのマンションの、最上階の五階で私と猫のクリは暮らしています。 ときどきノラの黒猫がやってきて、エサを食べたり、クリと遊んだりして帰っていきます。クリは去勢したオス猫ですが、その黒猫とは相性がよいらしく、仲良しなの... 読み物 # にゃんこ物語 2023.08.26 論語を読む 今はどうか知りませんが、昔は高校の必須科目に漢文という授業がありました。それこそチンプンカンプンで手こずった覚えがあります。 その中には、「論語」という章があり、孔子という偉い人の言葉が書かれていました。たとえば、 ▽... 読み物 # 文ちゃんのことば遊び 2023.08.26 できの悪い子 人間の世界ではよく、「できの悪い子ほど可愛い」というけれど、猫にもできの悪いのがいて、うちのミケ子が生んだポン助などは、誰が見てもできが悪いのです。 ポン助は今年二歳で、堂々たる大きな体。ついでに鼻もテングザルのように大... 読み物 # にゃんこ物語 2023.08.19 猫の四十九日 浅野さんは新聞記者の間で「伝説の人」なのです。 若いころ、暴力団の動きを探っていて組員につかまり、倉庫に閉じ込められて脅された、そのとき浅野さんの度胸の良さに組長が感心して「あんた勿体ねぇなぁ。組に入らないか」と、ずいぶ... 読み物 # にゃんこ物語 2023.08.12 セイロガン 皆さんの家に常備されている薬箱を開けてみれば、隅っこから茶色い小瓶こびんのセイロガンが出てくるはずです。下痢・食あたりに一発で効くという、日本人が伝統的に頼りにしている薬です。 今は「正露丸」と書いてありますが、昔は「征... 読み物 # 文ちゃんのことば遊び 2023.08.12 ハルの親孝行 子どものいない仲村さんの家では、ゴールデンレトリーバーのハルちゃん(本名ハルカ メス三歳)が子どもみたいな存在です。 仲村さん夫婦は、一緒にアウトドアを楽しむ仲の良い二人なのですが、ときどき派手な口ゲンカをはじめます。 ... 読み物 # わんこ物語 2023.08.05 ジョン アメリカにジョン・F・ケネディという有名な大統領がいた頃、日本にはジョンという名前の犬がたくさんいました。ジョンは、たいてい雑種のオス犬でした。 友だちの森くんの家にも小学生のとき茶色の雑種のジョンがいて、森くんに尻尾を... 読み物 # わんこ物語 2023.07.29 ジャンケン必勝法(下) ジャンケンのときの「最初はグー」という掛け声は、後あと出し、先さき出しのないよう、気をあわせるためのようで、昔はなかったけど、最近は皆こうするようになったのです。 やりとりを繰り返しているうちに、しだいに他の客も加わって... 読み物 # 文ちゃんのことば遊び 2023.07.29 1...15
ナッキー行方不明事件(下) ナッキーが来た夏から一年たって、あちこちで花火大会が開かれる季節になりました。 ナッキーは花火の音が大嫌い。花火が上がるたびにぶるぶる震えているので、台所の板の間に入れてドアを閉めていたのですが、ある花火の夜、いつのまに... 読み物 # わんこ物語 2023.09.16
ナッキー行方不明事件(上) うちの母が朝、家の裏の広い駐車場のお掃除をしていたとき、段ボールを見つけ、中に入っていた白い子犬を抱いて帰ってきました。 父がお尻をたしかめて「オスだから飼ってもいいだろう」と言いました。でも、あとでペット病院へつれて行... 読み物 # わんこ物語 2023.09.09
どどいつ どどいつ、といっても、今の方はたぶん知らないでしょうね。江戸時代後期に流行はやりだした三味線伴奏の俗曲のひとつで、「都々逸」と書きます。芸者、遊女など花柳界かりゅうかいを中心にめんめんと唄いつがれて、昭和三十年代まではラ... 読み物 # 文ちゃんのことば遊び 2023.09.09
怪力なっちゃん 私の家は、親の代から住んでいる古い一軒家です。 両親が亡くなり、メスの日本猫のなっちゃん(本名なっとう)と暮らしているのですが、なっちゃんは小さいころから驚くほどの力持ち。仲良しの外猫のお兄さんが庭からニャーと鳴くと、台... 読み物 # にゃんこ物語 2023.09.02
マンションの闘い 五階建てのマンションの、最上階の五階で私と猫のクリは暮らしています。 ときどきノラの黒猫がやってきて、エサを食べたり、クリと遊んだりして帰っていきます。クリは去勢したオス猫ですが、その黒猫とは相性がよいらしく、仲良しなの... 読み物 # にゃんこ物語 2023.08.26
論語を読む 今はどうか知りませんが、昔は高校の必須科目に漢文という授業がありました。それこそチンプンカンプンで手こずった覚えがあります。 その中には、「論語」という章があり、孔子という偉い人の言葉が書かれていました。たとえば、 ▽... 読み物 # 文ちゃんのことば遊び 2023.08.26
できの悪い子 人間の世界ではよく、「できの悪い子ほど可愛い」というけれど、猫にもできの悪いのがいて、うちのミケ子が生んだポン助などは、誰が見てもできが悪いのです。 ポン助は今年二歳で、堂々たる大きな体。ついでに鼻もテングザルのように大... 読み物 # にゃんこ物語 2023.08.19
猫の四十九日 浅野さんは新聞記者の間で「伝説の人」なのです。 若いころ、暴力団の動きを探っていて組員につかまり、倉庫に閉じ込められて脅された、そのとき浅野さんの度胸の良さに組長が感心して「あんた勿体ねぇなぁ。組に入らないか」と、ずいぶ... 読み物 # にゃんこ物語 2023.08.12
セイロガン 皆さんの家に常備されている薬箱を開けてみれば、隅っこから茶色い小瓶こびんのセイロガンが出てくるはずです。下痢・食あたりに一発で効くという、日本人が伝統的に頼りにしている薬です。 今は「正露丸」と書いてありますが、昔は「征... 読み物 # 文ちゃんのことば遊び 2023.08.12
ハルの親孝行 子どものいない仲村さんの家では、ゴールデンレトリーバーのハルちゃん(本名ハルカ メス三歳)が子どもみたいな存在です。 仲村さん夫婦は、一緒にアウトドアを楽しむ仲の良い二人なのですが、ときどき派手な口ゲンカをはじめます。 ... 読み物 # わんこ物語 2023.08.05
ジョン アメリカにジョン・F・ケネディという有名な大統領がいた頃、日本にはジョンという名前の犬がたくさんいました。ジョンは、たいてい雑種のオス犬でした。 友だちの森くんの家にも小学生のとき茶色の雑種のジョンがいて、森くんに尻尾を... 読み物 # わんこ物語 2023.07.29
ジャンケン必勝法(下) ジャンケンのときの「最初はグー」という掛け声は、後あと出し、先さき出しのないよう、気をあわせるためのようで、昔はなかったけど、最近は皆こうするようになったのです。 やりとりを繰り返しているうちに、しだいに他の客も加わって... 読み物 # 文ちゃんのことば遊び 2023.07.29