#にゃんこ物語

涼しい財布

うちの黒猫ミーちゃんは、大人になっても体重が 2・2 ㎏というほっそりした女の子です。でもたびたび脱走して、帰ってきたときノミを運んできて家族中が大迷惑した話をこの欄に載せてもらいました。

その「ちょいワル猫」が、夏の暑い日に私のベッドにうずくまったまま、二日間も何も食べないので、これは大変だと病院へ連れて行きました。血液検査で炎症反応が出ているのに、どこにもキズがありません。「何でしょうかねー」とお医者さんも首をかしげながら、とりあえず点滴をしてくれました。

で、帰ったらウソのように元気になっていて、ごはんをバリバリ食べて、夕方になったら脱走までしたのです。どうやら熱中症だったらしいのです。でも、その日の脱走はすぐ帰ってきました。外へ出たものの、あまりにも暑かったらしいのです。冷えたのは私の財布で、治療代二万円かかりました。とほほ。

(平川)