私はずっと保護ネコ活動をしてきたのですが、こんなに泣いたのははじめてです。
一昨日、雄ネコのシロちゃんが病気で亡くなりました。
何年か前、野良ネコだったシロちゃんを捕獲したとき、捕獲機のそばについていて離れなかったのが雌ネコのオカーサンでした。オカーサンはシロちゃんが好きで好きで、自分も一緒に捕獲されたのです。以来、うちで暮らすようになっても 2 匹はいつもくっついていました。
シロちゃんは今年、もともと持っていた病気が悪化して、とうとう水も飲めなくなったのですが、オカーサンがずっと付き添って心配そうに体をなめていました。最後にオカーサンが「ミャー」と話しかけたらシロちゃんは大きく息をして亡くなったのです。私は 2 匹のその姿を見て号泣しました。
泣きながらシロちゃんの体を拭いてあげようとすると、オカーサンが私の手を押さえて自分がなめるからいいというのです。なめたらシロちゃんが生き返るかのようにオカーサンは一生懸命なめつづけました。またまた私は号泣です。
火葬用の箱にシロちゃんを入れようとするとオカーサンは自分も入ろうとするのです。もう、この二日間、私は泣きっぱなしでした。
(小波)