#にゃんこ物語

プレゼントがいっぱい

土井さんは別名「ネコ村の村長さん」と呼ばれている女性です。

仕事で稼いだお金を、ノラ猫の避妊・去勢手術に使って、これまでに何十匹もの面倒を見てきました。

家の庭には保護したネコたちの段ボールハウスを置いて、朝夕のごはんと、トイレの始末もしているのです。

十年ほど前のある夕方、帰宅すると玄関に黒い何かが置いてありました。何だろう、と近づいてみると、ネズミの死骸だったそうです。そのときはキャッと叫んだ土井さんでしたが、どうやらそれはネコたちのプレゼントらしいと気づいて、だんだん驚かなくなってきました。

やがて、トカゲ、小鳥、ヘビなど次々にプレゼントが置かれるので、すっかり慣れて「はいはい、ありがと」と言える余裕に。

でもある日、食べかけのシシャモが置かれていたので「盗品はダメよ」と言ったそうです。

(KIMI)