うちの一家は裂きイカが大好きで、安売りがあると必ず一袋買っています。その日も買ってきた裂きイカの大きな袋を台所のテーブルの上に置いていたのですが、夜になってみたら袋だけになっていました。
「誠が食べちゃったのよ」と母が言って、隣に住んでいる小学生の孫が犯人ということになりました。翌日、同じ袋を買って置いていたら、台所のテーブルに猫のクロちゃんが上がって、慣れた様子で袋を破っているのを発見、現行犯逮捕。
真犯人はクロだったのだ、とわかったところで母が「まぁ、クロちゃんは昨日、小さな体で味の濃いイカを一袋も食べて大丈夫かしら、お医者さんに行かなくても大丈夫かしら」と心配しました。
孫のときは一言も心配しなかったのに。
（恭子）
