#にゃんこ物語

ドヤ顔をする猫

猫を飼っている人なら、誰でも知っていると思うが、猫はしばしばドヤ顔をする。

以前飼っていたソマリは、人間が庭に出ると必ず自分もついて出て、高い木に駆け上り、上から人間を見下ろすのだが、そのとき、さも得意そうなドヤ顔をしていた。

今飼っている日本猫は、まだ 1 歳のメスで、すばしこさがハンパでない。

ヤツは座敷の蛍光灯のヒモを引っぱると電気が点いたり消えたりすることを発見してしまった。やめろと叱っても決してやめない。下から飛び上がって電気を消す。お客さんが「あらー」と驚く。次にまた飛び上がって電気を点ける。お客さんが面白がってパチパチ拍手したり笑ったりしてくれる。

そこでヤツは飼い主である私の顔をチラッと見るのだが、このとき完璧なドヤ顔をしていて、実ににくたらしいのである。

(ケンタ)