#にゃんこ物語

キッちゃんの一大決心

キッちゃんは、白黒のオス猫で、ノラ猫出身。そのあとにきたキンタローは、飼い猫出身でした。

私が机に向かって経理の仕事をしていると、飼い猫のキンタローはすぐ膝に乗ってきて、私の顔をなめたりして甘えます。でも、ノラ猫出身のキッちゃんは、ずっと机の下で寝ていました。ところが、一か月くらいたったある日、ずしっと重いものが膝に乗ってきたので、驚いて見たらキッちゃんでした。

キッちゃんは、あとから入ってきたキンタローが飼い主の膝に乗っていることをずーっと気にしていたのです。いつか自分も膝に乗ってやろう、今日はまだダメ、明日こそ…とか思いながら、一か月も様子を見て、思いきって、乗ったのです。キッちゃんの一大決心を思い出すと、今でも笑いがこみあげてきます。

(猫野しょーこ)