私が飼っている二匹のメス猫は、ぜんぜん違うところからきたのに、まるで姉妹のように仲がいいのです。
アオちゃんは、町のノラ猫の”猫だまり”から私についてきた猫で、まことに世慣れています。
一方フクちゃんは、隣の奥さんが息子さんの家に同居するとき、「飼えないから」といって譲られたスコテイッシュフォールド。”深窓のお嬢さま育ち”です。
家の中で、勝手に戸を開けて寝室に入るとか、台所でニワトリのささみを見つけて食べるなどの冒険は世慣れたアオちゃんの仕事で、フクちゃんは一緒について歩いておこぼれに預かるわけです。
アオちゃんさえいれば、お嬢さま猫のフクちゃんは安心して生きていけるのですが、病院に行くときは残念ながら一匹っきりです。
びびりのフクちゃんは診察台の上で緊張のあまり手と足に大量の汗をかき、ふるえていました。新人の看護師さんが「あら、オシッコ?」と言ったけど、違うんです、「手に汗を握る」のが手足 4 本に汗びっしょりなので、診察台に水たまりができただけなんです。
(サナエ)