くーちゃんは、白黒もようの、どこにでもいるような日本猫ですが、主人へのご奉仕が大変よくできるのです。
主人は小企業の経営者で、毎日営業をしています。家にいて、主人がハクションとくしゃみをしたら、「どうしたの、どうしたの」と、くーちゃんが飛んでいきます。主人がお風呂に入って、髪を洗って出てきて、居間のソファに座ると、くーちゃんが主人の濡れた髪を丁寧になめるのです。時間をかけて、熱心に、くまなくなめ上げます。主人は「こいつ、なぜオレの髪をなめるんだ」とか言いながら、決して洗いなおしたりしないので、翌朝、営業に出ていくときは、ねこリンスしているわけですね。きっと営業の力になっていると思いますよ。
(由紀子)