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わんこ物語

みんなに愛されたわんちゃんに関する悲喜こもごものエッセイをお届けします。

  • 疑問

    先週号につづいて、サバイバル犬のポッキーの話です。 飼い主のキョウコさんは、少し前に仙台のお友だちのところへ車で遊びに行くことにしました。車といっても軽トラです。ポッキーは、軽トラに乗りなれていて、いつも助手席で眠ってい...

    読み物 # わんこ物語

  • さすがサバイバル犬

    三年前、愛犬のレトリーバーを亡くして、キョウコさんはペットロス症候群になっていました。 悲しくて悲しくて落ち込むばっかり。そんなキョウコさんに隣の県で保護犬の世話をしている娘さんから電話がかかってきました。山の中でイノシ...

    読み物 # わんこ物語

  • アダ・ロクタの食生活

    シェパードの関東チャンピオン、アダ・ロクタも晩年になると、眼光の鋭さが消えて、おだやかな老犬になりました。 ご主人の鹿田ろくたさんが貿易会社を経営しているので、社員がときどき自宅にくるのですが、なぜ社員とわかるのか、はじ...

    読み物 # わんこ物語

  • 「ばか犬」だったアダ・ロクタ

    鹿田ろくたさん夫妻は子どもがいないので犬を飼いたいと思って、知り合いからシェパードの女の子を譲ってもらいました。 血統書つきのシェパードですから、ドイツ名のデルネという名前がついていましたが、その女の子は可哀そうなことに...

    読み物 # わんこ物語

  • ばか犬タロー

    うちの犬はパグ犬の雄なんですが、愛想が良すぎて、みんなから「バカっぽい」と言われています。 数年前、昼に空き巣が入ったときも、警察の人が「犬がいるのに空き巣が入ったんですか」と不思議がり「わかった。この犬はドロボーから何...

    読み物 # わんこ物語

  • セリちゃんの過去

    森フジ子さんは、愛犬を亡くして淋しくてしかたがないので、保護犬を飼いたいと申し込んだのだそうです。 ところが年齢が八十歳だからと断られました。お友だちに話したら、ブリーダーの老犬を紹介してくれたそうです。 セリちゃんとい...

    読み物 # わんこ物語

  • 人づきあいのいいゴン太

    私が勤めていた幼稚園は、ニワトリ数十羽と犬を一匹飼っていました。日曜日には職員が交代で出勤し、ニワトリにエサをあげるというのが、決まりでした。 犬は園長先生が可愛がっている茶色の雑種で、ちょうど漫画の泥棒みたいに口の周り...

    読み物 # わんこ物語

  • コハルの反省

    うちの隣は一人暮らしの老婦人の家で、コハルという名前の柴犬を飼っています。 コハルは女の子なのに上下関係にうるさく、散歩をしていても自分より大きい犬がくるとコロンとお腹を出して「負けました」をやるし、自分より小さい犬には...

    読み物 # わんこ物語

  • 良かったー!

    ご主人を亡くして一人暮らしになったフジコさんは、五年ほど前から飼っている茶色の柴犬モモと一日じゅう一緒です。 フジコさんが畑に出るときは、モモは作業小屋にいるか、リードなしで農地を自由に動きまわっています。ある日、フジコ...

    読み物 # わんこ物語

  • きみはえらい!

    テレビ局を定年退職したマサさんにとって、人生の伴侶と呼ぶべきは奥さんよりマルチーズのモナカ君だそうです。毛色がちょうどお菓子の最中みたいだから、モナカ。 寝るときも一緒だし、趣味の時計を分解していて指を切ったときも心から...

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  • ありがとう

    K子さんはもう四十年ちかく保護犬ばかり飼ってきました。「おまえ、そろそろ犬から感謝状もらってもいいぞ」とご主人から言われるほどです。 毎朝、閑静な住宅街を自転車で走り抜けて食品会社に働きに行っているのですが、八年前の冬、...

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  • まいったかーッ

    柴犬はオオカミの DNA を一番多く受けついでいるとかで、可愛らしい顔のわりには、野性的です。 T子さんが飼っている柴犬のショーちゃん(本名・翔平)も、小さいときは可愛いばっかりだったのに、だんだん大きくなったら、自分が...

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