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わんこ物語

みんなに愛されたわんちゃんに関する悲喜こもごものエッセイをお届けします。

  • 追っかけ犬

    台風被害で休止になっていた氏神様のお神楽が復活しました。秋のお祭りには朝から神楽が奉納されて大勢の見物人が集まりました。大太鼓ドンドンドン、小太鼓トントントン、笛の音ピーヒャラ、ピーヒャラ、もう大変な賑やかさで、隣の人に...

    読み物 # わんこ物語

  • 小心者

    うちのダンナは、廃品回収業をしている人で、力は強いし、ちょっと見た目は恐そうな「昭和のオヤジ」です。 今年、娘が犬を飼いたいと言いだし、ダンナと二人で保健所に行ったら、明日処分されるという子犬が 3 匹いたそうです。その...

    読み物 # わんこ物語

  • デリカ・ミニ

    うちの犬は友だちからタダでもらった雑種なんですが、黒い長毛で、顔もすっきりしていてなかなかハンサムなんです。名前はクロという、昭和の犬みたいな名前に主人がしてしまいました。 夕方の散歩は主人の担当ですが、帰りが遅い日は、...

    読み物 # わんこ物語

  • お母さんの心配

    さくらちゃんは白い、ほっそりとした、女の子らしいわんちゃんです。飼い主のお父さんは体重が 100 キロを超えるという堂々たる体躯の柔道の先生。毎朝、さくらちゃんをつれて、近所の坂道を散歩しているのですが、「さくらはもう ...

    読み物 # わんこ物語

  • 勉強するコタロー

    ある日、テレビを観ていたら「ごはん」と鳴く犬が出ていたので、コタローにも言葉を教えてみようと思いつきました。コタローは飼い主の言うことを理解しようとするから、言葉を覚えるかもしれない、と思ったのです。 大好きな鶏ささみの...

    読み物 # わんこ物語

  • 赤鼻のコタロー

    数年前、友だちの紹介で柴犬の赤ちゃんを安く譲ってもらいました。安いのにはわけがあって「血統書付きの柴犬が生んだ子どもなんですけどね、父犬が雑種です」とのこと。 うちに来て「滝川コタロー」という名前になったその子は、たしか...

    読み物 # わんこ物語

  • 自衛隊犬

    友だちのご夫婦は、陸上自衛隊を定年退職したご主人と奥さんの二人暮らしです。パグ犬の男の子のタローを飼っているのですが、これが傑作なんです。 定年退職して暇になったご主人が、タローに教え込んだのが「ほふく前進」。さすが陸上...

    読み物 # わんこ物語

  • 対抗心はケガのもと

    ミニチュア・ダックスフンドのカンちゃんは、もう十歳になるおじいさん犬です。お散歩がキライで、外に出してもすぐ「だっこ、だっこ」と抱かれたがって歩きません。だから肉球がピンク色のお餅みたいに柔らかいのです。 ところが、フレ...

    読み物 # わんこ物語

  • 迷惑なお笑い芸

    うちの犬は今年四歳になるパグ犬で、名前をジルという。 こいつは人間が大好きで、お客さんが来るとお尻をふりまくって喜ぶのだが、あるとき、お客さんにお尻をふりまくっていたら「ブッ」とおならが出た。その場は大爆笑。 ジルのやつ...

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  • 犬のご挨拶

    うちは郊外の住宅地ですが、丘の上にオンドリを飼っている家があって、毎朝、とんでもなく早い時間にコッケコッコーと鳴くので、ご近所めいわくになっていました。 その家は、オンドリの他に、ウコッケイと、ときどき警察車両がお迎えに...

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  • ハナちゃん事件②

    民俗学のD教授の一家は、旅行に行くときもレトリーバーのハナちゃんと一緒です。 一家 4 人とハナちゃん一匹が 7 人のりのエスティマに乗って 4 時間の旅。 「体重を減らしてください」と獣医さんに言われて以来、ハナちゃん...

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  • ハナちゃん事件①

    D先生は大学の民俗学の教授です。 D先生が飼っているハナちゃんは黒いレトリーバーの母犬と、牧場で働いている父犬の間に生まれました。 「働いている」って?と、へんに思われたでしょう。 父犬は、牛が出産する時間を、「もうすぐ...

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