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にゃんこ物語

みんなに愛された猫に関する悲喜こもごものエッセイをお届けします。

  • 目をつむる猫

    サナエさんはパートで働いたお金をほとんどノラ猫の保護に使っているという、猫村の村長さんです。その猫村だより。 庭にやってくるノラ猫には、ほとんど避妊・去勢手術をしてきたのですが、一匹だけ、やたらに走り回る一歳半くらいのオ...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 仕返し

    浦田なごみさんが、生まれてまもない子猫を引き受けて育て上げたことは、ご近所のみーんなが知っています。そんなわけで、育て上げたマイケルが十歳になった頃、ご近所の家の倉庫にノラ猫の子どもがいる、という騒ぎになったら、真っ先に...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 恩知らず

    なごみさんが飼っているキジ猫のマイケルは、ちょっと変わった救出劇で保護された猫です。 その救出劇とは…。ある若いご夫婦がお祖母ちゃんの家をもらって住みはじめたところ、なんだか壁から子猫の鳴き声が…。普通ならどうしようもな...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 目覚まし猫

    隣町に住む友だちのテルエさんが「私は目覚まし時計はいらないんだ」と自慢げに言うので、ははぁ、また猫自慢だな、と思ったら、図星でした。 「うちのタマッチは、朝6時になると私を起こしに来てくれるから、目覚まし時計は買ったこと...

    読み物 # にゃんこ物語

  • お言葉に甘えて

    同じマンションの1階に鶴見さんというご夫婦が住んでいます。1階の家にはそれぞれ5坪ほどの庭がついていて、フェンスが張り巡らされているのですが、鶴見さんはフェンスに穴を開けてノラ猫が入れるようにしています。そのくらい猫好き...

    読み物 # にゃんこ物語

  • フクちゃん

    私は四匹の猫を飼っていますが、猫ってホントに性格がそれぞれですね。 一人暮らしなので、トイレの戸を開けたまま入ると、猫たちがどっと参加してきて、真っ先に膝に乗る子、私の足の間から便器の水をのぞき込む子、まわりをうろうろ歩...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 夜のノック

    私の叔母さんは、ご主人が刑事さんでしたが、退職後は二人で田舎暮らしをしています。その叔母さんの話です。 田舎の一軒家なので、誰にも文句は言われないから、ノラ猫がにゃーにゃー鳴いてくると、台所の戸の外にエサを出してやってい...

    読み物 # にゃんこ物語

  • フーテンの吉っちゃん①

    ノラ猫のお母さんがうちのダンボールで 5 匹の子どもを生んだのですが、全員が白黒模様の八割れ猫でした。 そのうちの一匹が、のちの吉之助、吉っちゃんです。 吉っちゃんがまだ、ノラ猫の少年だった頃、雪の降る寒い夜にニャーニャ...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 猫の子育て

    猫は子育てが上手と言われます。 うちの庭にノラ猫の親子がいたときは、一日見ていても見飽きないほど面白かったです。 母猫は虫を捕ると、子猫たちに「おいでー」と鳴くのです。四匹いる子猫のうち、足の速い子が真っ先に駆けつけて虫...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 報告する猫

    うちは三毛猫のメスを飼っています。 日本猫には、たまに「ご主人に報告する猫」がいると聞いていたのですが、うちのメイちゃんがそれでした。十歳頃からそれをはじめました。 主人が会社から帰ってきて、居間に座ると、主人の真正面に...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 完敗!

    オーディオの世界では名前を知られたSという評論家がぼくの友だちだ。 彼の奥さんは美人で猫好きで、結婚してからもずーっとショパンというオスのキジトラ猫を飼ってかわいがっていた。 ところがSの方は何百万円、何千万円とお金をか...

    読み物 # にゃんこ物語

  • ドヤ顔をする猫

    猫を飼っている人なら、誰でも知っていると思うが、猫はしばしばドヤ顔をする。 以前飼っていたソマリは、人間が庭に出ると必ず自分もついて出て、高い木に駆け上り、上から人間を見下ろすのだが、そのとき、さも得意そうなドヤ顔をして...

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