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にゃんこ物語

みんなに愛された猫に関する悲喜こもごものエッセイをお届けします。

  • 涼しい財布

    うちの黒猫ミーちゃんは、大人になっても体重が 2.2 kgというほっそりした女の子です。でもたびたび脱走して、帰ってきたときノミを運んできて家族中が大迷惑した話をこの欄に載せてもらいました。 その「ちょいワル猫」が、夏の...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 母と娘

    ご近所で協力して「まちネコ」のお世話をしてきました。手にかかるネコたちは捕まえて避妊・去勢手術をしています。 ミケ猫のミケ子ちゃんは、子育て上手なお母さんでしたが、去年、ようやく捕まえて避妊手術をしました。そしたら、ちょ...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 「にゃん」の 3 年天下

    ある日、長男が野球の練習の帰りに、グローブの中にメスの子ネコを入れてきました。それが「にゃん」です。顔や体に筆で書き散らしたような模様が入っていて、なかなか面白い毛色でした。 「にゃん」はいつも玄関で寝ている犬のコロが苦...

    読み物 # にゃんこ物語

  • シャンプー済み

    友だちの家は山の上の、ほんとうの田舎です。四歳になるメス猫のミミちゃんを飼っているのですが、ある日、ミミちゃんは夕方になっても帰ってきませんでした。二、三日待っても帰ってこない。「心配で、心配で」と私のところに電話がかか...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 目をつむる猫

    サナエさんはパートで働いたお金をほとんどノラ猫の保護に使っているという、猫村の村長さんです。その猫村だより。 庭にやってくるノラ猫には、ほとんど避妊・去勢手術をしてきたのですが、一匹だけ、やたらに走り回る一歳半くらいのオ...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 仕返し

    浦田なごみさんが、生まれてまもない子猫を引き受けて育て上げたことは、ご近所のみーんなが知っています。そんなわけで、育て上げたマイケルが十歳になった頃、ご近所の家の倉庫にノラ猫の子どもがいる、という騒ぎになったら、真っ先に...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 恩知らず

    なごみさんが飼っているキジ猫のマイケルは、ちょっと変わった救出劇で保護された猫です。 その救出劇とは……。ある若いご夫婦がお祖母ちゃんの家をもらって住みはじめたところ、なんだか壁から子猫の鳴き声が…。普通ならどうしようも...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 目覚まし猫

    隣町に住む友だちのテルエさんが「私は目覚まし時計はいらないんだ」と自慢げに言うので、ははぁ、また猫自慢だな、と思ったら、図星でした。 「うちのタマッチは、朝 6 時になると私を起こしに来てくれるから、目覚まし時計は買った...

    読み物 # にゃんこ物語

  • お言葉に甘えて

    同じマンションの1階に鶴見さんというご夫婦が住んでいます。1 階の家にはそれぞれ 5 坪ほどの庭がついていて、フェンスが張り巡らされているのですが、鶴見さんはフェンスに穴を開けてノラ猫が入れるようにしています。そのくらい...

    読み物 # にゃんこ物語

  • フクちゃん

    私は四匹の猫を飼っていますが、猫ってホントに性格がそれぞれですね。 一人暮らしなので、トイレの戸を開けたまま入ると、猫たちがどっと参加してきて、真っ先に膝に乗る子、私の足の間から便器の水をのぞき込む子、まわりをうろうろ歩...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 夜のノック

    私の叔母さんは、ご主人が刑事さんでしたが、退職後は二人で田舎暮らしをしています。その叔母さんの話です。 田舎の一軒家なので、誰にも文句は言われないから、ノラ猫がにゃーにゃー鳴いてくると、台所の戸の外にエサを出してやってい...

    読み物 # にゃんこ物語

  • フーテンの吉っちゃん①

    ノラ猫のお母さんがうちのダンボールで 5 匹の子どもを生んだのですが、全員が白黒模様の八割れ猫でした。 そのうちの一匹が、のちの吉之助、吉っちゃんです。 吉っちゃんがまだ、ノラ猫の少年だった頃、雪の降る寒い夜にニャーニャ...

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