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にゃんこ物語

みんなに愛された猫に関する悲喜こもごものエッセイをお届けします。

  • 地球防衛軍

    うちの近くに、みんなから「梅じい」と呼ばれているおじいさんが住んでいます。川で遊ぶのが好きらしく、いつも竹竿のようなものを高く掲げて、川まで歩いて行きます。竹竿のようなものは何かと尋ねたら「これは宇宙と交信する道具じゃ」...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 学者だけどバカ

    考古学者のS先生は、息子さんから頼まれて、子猫を飼うことになりました。白黒の柄で、生後 6 か月の女の子。家じゅうを元気よく走り回って、ゴミをかぶったり、しょうゆ皿に足を突っ込んだり。 「すっかり汚れたから、お風呂に入れ...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 空気を読むネコ

    見晴らし台ネコ食堂で、野良ネコのお世話をしている人たちの中には、猫アレルギーの田中さんもいるのです。 「可愛いんだけど、撫でると蕁麻疹が出るのよ」と言って、田中さんはネコたちに「寄ってこないで、寄ってこないで」といつも頼...

    読み物 # にゃんこ物語

  • ネコびいき

    うちの一家は裂きイカが大好きで、安売りがあると必ず一袋買っています。その日も買ってきた裂きイカの大きな袋を台所のテーブルの上に置いていたのですが、夜になってみたら袋だけになっていました。  「誠が食べちゃったのよ」と母が...

    読み物 # にゃんこ物語

  • ネコの尻尾

    今朝、羽鳥慎一モーニングショーの最初に、歌に合わせて尻尾を振るネコ(二十歳)の動画が出ました。「このネコはなぜ尻尾を振っているのでしょうか?」ペット病院の先生の解説は、「歌に合わせて振っているわけではない。ネコは機嫌が悪...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 几帳面なネコ

    16 年もの間、おたがいに愛し合っていた黒猫のクロちゃんが死んでしまって、私は悲しくて淋しくて、もう二度とネコは飼わないと決めていました。 ところが、クロちゃんがいなくなったのを知っているかのように、庭に白っぽい灰色の可...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 絶食療法

    うちのクロは、爪だけはふつうの爪だけど、ヒゲも肉球も真っ黒の黒猫でした。 15 歳になった頃、じん臓が悪くなって、やせて何も食べられなくなって、よろよろして、外に出だがるので、出したらそれっきり帰ってきませんでした。それ...

    読み物 # にゃんこ物語

  • 助け合いの精神

    うちにはネコが三匹います。その日は仕事で疲れてしまって、家でネコたちにご飯をあげたら、台所のドアをバターンと閉めて、そのまま寝てしまいました。 翌朝、三毛猫のココちゃんが私の顔のすぐそばでニャーニャーとうるさく鳴くので目...

    読み物 # にゃんこ物語

  • キッちゃんの一大決心

    キッちゃんは、白黒のオス猫で、ノラ猫出身。そのあとにきたキンタローは、飼い猫出身でした。 私が机に向かって経理の仕事をしていると、飼い猫のキンタローはすぐ膝に乗ってきて、私の顔をなめたりして甘えます。でも、ノラ猫出身のキ...

    読み物 # にゃんこ物語

  • ねこリンス

    くーちゃんは、白黒もようの、どこにでもいるような日本猫ですが、主人へのご奉仕が大変よくできるのです。 主人は小企業の経営者で、毎日営業をしています。家にいて、主人がハクションとくしゃみをしたら、「どうしたの、どうしたの」...

    読み物 # にゃんこ物語

  • いじわるジイさん

    富山の置き薬、というのがありますね。風邪薬や腹薬を家庭に預けておいて、何か月かに一回、飲んだ薬の分だけお金をもらっていくシステム。 このあいだも、富山の薬屋のお兄さんがきたのですが、玄関に出てきたうちのネコを見て、「可愛...

    読み物 # にゃんこ物語

  • チャッくんのポンちゃん

    ご近所の数人でノラ猫のお世話をしてきたのですが、今年から市役所が「認可」をくれると言うのです。認可をもらうと、助成金が少し出るらしいのです。そして、エサやりの場所は「見はらし台 ネコ食堂」という素敵な名前になりました。 ...

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