おすすめのカテゴリ

文ちゃんのことば遊び

古今東西、今は忘れられたような面白い言葉に関するエッセイ!

  • いろは歌

    今や、すべての日本人は、国語の基礎をアイウエオ・カキクケコの五十音で習ってますから、「いろは歌」といっても解らないようになりました。江戸末期・明治初期の頃(百四十年前)には、子どもたちは寺子屋(今の学習塾)で、文字の読み...

    読み物 # 文ちゃんのことば遊び

  • ラジオ訓話

    これは今から七~八年ぐらい前に NHK の『ラジオ深夜便』で聞いた話です。どこかの大学教授が生真面目きまじめなトークのなかでこういったのです。 「老人にとって一番大切なことは、キョウイクとキョウヨウです」。バカじゃないの...

    読み物 # 文ちゃんのことば遊び

  • イキ(粋)

    今ではカッコイイの一言ですませていますが、昔は「いいね。あの人はイキ(粋)だね」なんていう言葉をときどき聞いたものです。「イキだね」という誉め言葉は、どういう人に使うのでしょうか。着るものも小綺麗であか抜けている。話もく...

    読み物 # 文ちゃんのことば遊び

  • 閑話休題

    大正から昭和初期の小説を読んでいると、「閑話休題かんわきゅうだい」という文字に出くわすことがあります。前置きが長すぎたり話が思わぬ方向に逸それたりしたとき「つまらぬ話は止やめて」「話を本題に戻すと」という意味。話し言葉に...

    読み物 # 文ちゃんのことば遊び

  • バチ当たり

    「バチ当たり」のバチは、国語辞典を見ると「罰。神仏が人の悪事をこらしめること」となっています。 野尻君は、体格もよく、高校の水泳部では鳴らしたもんだというのが自慢です。一杯やるときも「以来、泳ぎをずっと続けてきたおかげで...

    読み物 # 文ちゃんのことば遊び

  • 忘れられない名前

    今までに出会った多くの人々のなかで、なぜか忘れられない名前があります。 小学六年生の夏休みが終わって九月の新学期、わがクラスに一人の少女が転入してきました。特に目立つような所もなく、女生徒仲間とも深く関わらない静かな子で...

    読み物 # 文ちゃんのことば遊び

  • ワンチャ売り

    今回も遠い昔のお話。お祭り、縁日に出ていたワンチャ(茶碗ちゃわん)たたき売りの口上です。子どもの頃、人混みの片隅に二時間も座って聞いていたおぼえがあります。 「金波銀波きんぱぎんばに輝く猪苗代湖いなわしろこ、布引山上うえ...

    読み物 # 文ちゃんのことば遊び

  • 回文

    日本語は、世界中の言語のなかでも特に難しく、複雑で面白く、奥が深いといわれます。そのため昔から、和歌、俳句はもとより、謎なぞ、尻とり、語呂あわせ、替え歌、など言葉遊びもいろいろあって、子どもから大人まで暮らしのなかで結構...

    読み物 # 文ちゃんのことば遊び

  • マッチ

    戦後、昭和二十年代までは、子どもたちが夕食のあと、『夜回り・火の用心』のまねをして呼びかけるように唱っていました。 「カッチ・カッチ火の用心。マッチ一本火事のもと。父さんタバコに火の用心。母さんカマドに火の用心。子どもは...

    読み物 # 文ちゃんのことば遊び

  • 大声がいちばん

    ずいぶん前の話ですが、女房の母を我が家に引きとることになりました。夫婦二人暮らしのところへ八十歳近い義母を迎える。さぁ、どう対応したらいいのか。そうだ、体験者に聞いてみよう……と奥野君に相談を持ちかけました。彼はワケあっ...

    読み物 # 文ちゃんのことば遊び

  • いたちごっこ

    NHK の TV ニュースを観ていたら、「これはいよいよ、いたちごっこの様相を呈してきました」という言葉にちょっと引っかかりました。お互いが同じことを繰り返してケリがつかない、という意味で私たちもふだん使うことがあります...

    読み物 # 文ちゃんのことば遊び

  • 老眼鏡を超えて

    2001年、21世紀を迎えた年に、「20世紀最大の発明・発見は何か」というような本が出ました。政財界、科学、文化、スポーツなどの分野の有名人から、無名の一般人まで百人が答えるアンケートという気軽な読み物でした。 1位はや...

    読み物 # 文ちゃんのことば遊び