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文ちゃんのことば遊び

古今東西、今は忘れられたような面白い言葉に関するエッセイ!

  • ガマの油

    ガマって、わかりますか? 漢字で書くと蝦蟇がま。むずかしい字だけれど、つまりヒキガエルのことです。これが年をとって巨大な化け物になって芝居に出てきたりしますよね。 昔、お祭りの縁日などに「ガマの油売り」というのが出ていま...

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  • 食い合わせ

    長い晩酌と短い夕食を終え、そろそろ寝ようかと思ったとき、「あれ? うっかりして鰻と梅干しを食っちゃった」ということに気づきました。冷酒をコップで二杯、つまみにはゼイタクにも冷凍してあった鰻のかば焼きを食べ、あと軽く梅茶漬...

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  • 繰り返す

    「子々孫々ししそんそんまで伝え続ける」「正々堂々」「悠々」などは、よく文章中に目にします。が、しかし、この「々」とは何なのでしょうか。ふと気になって辞書を引いてみたら、「送り字」「踊り字」といい、同じ文字を繰り返すときに...

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  • 社会の窓

    いつも行っている「かかりつけ医」のクリニックで、診察室のイスに座ったら、先生が笑いながら「風邪引きますよ」と、私のズボンの前を指さしました。見るとズボンのファスナーが開いていたので、これは失礼と閉めながら、ふうん、今は「...

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  • メカタとタッパ

    町内の「春山はるやまクリニック」は、先生と看護師さん三人との小さな医院ですが、男先生の的確な診断と処方、若い女性看護師さんたちの明るい笑顔で、とても気分のいい「かかりつけ医」です。 月に一度、血圧降下剤を出していただくだ...

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  • デコちゃん百年

    日本人は愛子さんのことを「アコちゃん」、和子さんのことを「カコちゃん」美津子さんのことを「ミコちゃん」と呼んだりしますが、秀子さんのことは「ヒコちゃん」じゃなくて「デコちゃん」と呼ぶんですね。 で、日本で一番有名なデコち...

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  • ヂンヂロゲ

    森山加代子が『じんじろげ』を歌って大ヒットしたのを覚えている方はおられますか?昭和三十七年のことです。 「じんじろげや じんじろげ どーれどんがらがった ほーれつらっぱのつーれつ まーじょりん まーじんがら ちょーいちょ...

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  • 早口ことば

    昔、子どもたちは「早口ことば」でよく遊びました。文字で読めば何でもない一行が、早口で言ってみると舌がもつれて、つっかえてしまう。その「もどかしさ」を互いに指摘して笑い合う遊びです。 たとえば、次のような早口ことばは、アナ...

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  • お医者さんの名前

    町のお医者さんの看板を見ると、なんだか笑っちゃうようなものがありますよね。  おたべ歯科 (本名は小田部さんかな。でも、お食べって言われてる気がする) 板井外科病院 (痛いとイヤだなー) 今市皮膚科 (腕がイマイチではあ...

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  • 親孝行

    もう亡くなりましたが、安部譲二あべじょうじという人がいたのを覚えていますか? そう、四十年も前の昭和六十一年『塀の中の懲りない面々』が大ベストセラーになり、一躍、超有名人になった人です。いい家に生まれながら中学生からグレ...

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  • ネッカイ

    東京で大学生暮らしをしていた頃、近くの喫茶店にたむろした仲間に山内次郎君がいました。関東の田舎の出身で、純朴な、愛されキャラでしたが、ときどき常識では考えられないカン違いをしていて、みんなを驚かせたり喜ばせたりするのでし...

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  • 茶番人生

    中学校の頃の話。数学の西先生が教室へ入ってこようとするとき「西がきた、西がきた」と、ちゃらけた声をあげるのが、クラス一番のひょうきん者、飯田新平君でした。みんなもつられて笑っていますと、西先生は「君たち、西がきた(北)っ...

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