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文ちゃんのことば遊び

古今東西、今は忘れられたような面白い言葉に関するエッセイ!

  • 真珠の首飾り

    毎年、暮れから正月、冷たい空気がキンキンと張る頃になると、何か大切なことを忘れているような、心が急かされる気分になります。そして、ようやく思い出すのは「そうだ、今年はまだ牡蠣かきを食べていないんだっけ」。 近くのレストラ...

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  • 酒が主食

    衝撃だった。そして私にとっては最大の朗報でもあった。朝一番で届いた九州の寅子さんからのメール。それには新聞に載った、本の広告の切り抜き写真が添えられていました。『酒を主食とする人々』本日発売!!(本の雑誌社)文ちゃんの来...

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  • テケツ

    前の号につづいて、昔の映画の話です。 中学生の頃から映画館に通いはじめ、ある映画館の切符切り係のおネエさんと知り合いになりました。そのおネエさんから「ビラ下した」という無料入場券をもらうことで、いよいよ三流映画館浸りにな...

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  • 昔の映画

    中学生の頃、昭和三十年代の初め、まだテレビのある家は少なく、東京の私鉄沿線の各駅には、必ず映画館が一軒はありました。 東京の郊外の私の家の近くにも、ミリオン座、オデオン座、荏原大映、旗ケ丘新映などの、いわゆる場末三流館が...

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  • 相づち

    会話の上手じょうず、下手へたは、しゃべり方の巧みさにあるように言われるけど、実はそうではない。相手の話をよく聞くこと、そして良いタイミングで相づちを打つことだと思います。まじめに、まともに聞いてくれると、話すほうも思わず...

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  • 三欠術

    眠れぬ夜などに、ふと人生を振り返って、自分は、普通の成人男性なら誰でもやることを知らずに過ごしてしまったなぁと思うことがある。 ①ゴルフ ②運転免許取得 ③海外旅行 この三つ、やったこと、取ったこと、行ったことがないので...

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  • 究極

    テレビではよく「究極の豚骨ラーメン」とか「究極の一人旅」とか、「究極」をよく使っていますね。「究」は「きわめる」、「極」も「きわめる」で、「究極」は「きわめつくす」という意味のようです。倉田良助さんは「たとえ、引っかき傷...

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  • 書初め

    呑み仲間とよく行く店に川江屋というヤキトリ屋があります。小太りで無口な親父が炭火の焼き台の前に立ち、店内は奥さんが仕切って、客にビールなど注いでいます。 正月明けにいつもの仲間とこの店に行くと、壁に二枚の書初めが貼ってあ...

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  • 山号寺号

    お寺の多くは山中にあり、山の名前を付けて「山号さんごう」と称します。比叡山延暦寺ひえいざんえんりゃくじ、成田山新勝寺なりたさんしんしょうじなどが有名ですが、「ことば遊び」として古典落語の『山号寺号さんごうじごう』を今回は...

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  • 揚げもの屋

    昭和 30 年代の公立中学校の思い出は、まず、昼メシです。小学校ではみんな給食を食べていたのに、中学に入ったら弁当を持ってくることになって、貧富の差が歴然。なかには弁当を持ってこられない子もいましたし、親が忙しくて梅干し...

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  • タイデン病

    このところ、何だか体が重い。けだるい。気力が湧かない。「何だろうね、これは?」と学生時代からの友人、浦上寅子さんに電話で話したら「ドアを開けようとしたとき、バチッといいませんか?」と、思ってもみなかった逆質問がきました。...

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  • 風が吹けば

    三段論法というのがありますね。A=B…A=C ゆえに B=C という論理です。 「すべての紙幣には偉人の肖像画が載る。北里柴三郎は新千円札の肖像画になった。ゆえに北里柴三郎は偉人である。」という具合。西洋の哲学者たちが考...

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