演奏することを通じて心をつなぐ
カンタービレふくしま
今回は、郡山市を拠点に活動を続けている吹奏楽団「カンタービレふくしま」の理事長の内海健志さん、音楽療法カウンセラーの内海智子さん、副理事長の酒井小百合さんにお話を伺いました。
平成 29 年 4 月 1 日、郡山市で活動していたママさんブラス「アマービレ」のメンバーを中心に立ち上げられたのが結成のきっかけだそうです。団体名の「カンタービレ」は、音楽用語で「歌うように、自由に」という意味のイタリア語。その言葉どおり、音楽を通して表現の楽しさや人とのつながりを大切にしていました。現在のメンバーは 30 代から 50 代までの男女約 15 人で、パートはピアノ・フルート・サックス・トランペット・ドラム・鍵盤ハーモニカなどです。
ほとんどのメンバーが演奏経験者で、練習は月 2 回、青少年会館やミューカルがくと館で行われています。演奏のジャンルは様々で、老人ホームなどでの慰問演奏では懐かしの歌謡曲を、地域イベントではアニメソングやポップスなど幅広い世代の方が楽しめる曲を披露しているとのこと。「メンバーの中には障がいのある方や高齢者の方がいます。こうして音楽に触れることで社会参加や生活していく上での自信につながっていきますね。演奏が上手ではなくてもみんなでフォローするから大丈夫!とお互いが声を掛け合って日々練習しています」と内海智子さん。
演奏を通じて仲間との絆を深め、時には懇親会やキャンプなども開催しながら交流を深めているそうです。「今後は自主コンサートにも挑戦してみたいですね。他の団体ともつながりを築いて、音楽の輪を広めていけたらと思います」と笑顔でお話していただきました。
カンタービレふくしまでは、仲間を随時募集しているとのこと。一緒に音楽を楽しんでみたい方や地域に笑顔を届けたい方は、ぜひホームページや電話にてお気軽にお問合せしてみてください。
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