
心をひとつに、声を重ねる喜び
2000 年から郡山市を中心に活動を続けているゴスペルクワイア「GRACE!(グレイス)」は、もともと清水台にあった音楽スタジオから始まったそうです。そこへ、別のカルチャースクールのゴスペル教室に通っていた生徒が合流し、現在は 30 代から 40 代の男女が約 30 人在籍する市民クワイアへと成長しました。クワイアとは、「合唱団」という意味です。
今回取材に応じてくれたのは、中心メンバーの一人である守山さんです。GRACE!が活動を行う上で大切にしていることを伺うと「誰でも、歌いたいという気持ちがあれば今すぐにでも始められる」ということ。現在のメンバーは、音楽経験のない初心者がほとんどで、GRACE!が音楽の入り口になっていると守山さんは話します。レパートリーは、映画「天使にラブソングを」で知られる「Oh Happy Day」や「Joyful, Joyful」など、誰もが親しみやすくポピュラーなゴスペルソングが中心です。
月2回、1回2時間の練習をしていて、内容は、発声練習を行った後に、イベントなどに向けた曲の練習に取り組んでいるそうです。仕事や家庭の合間に通うという、それぞれが限られた時間のなかでも丁寧に歌声を重ねていくその姿勢が魅力につながっているように、練習風景を実際に見て感じました。
「ゴスペルで歌う曲の歌詞が、人生経験や日々の生活と重なることがあると、つい感極まって気持ちが高まりますね」と守山さん。8 月末にはGRACE!の 25 周年イベントを予定しているそうで、意気込みについて「東日本大震災やコロナ禍などの多くの困難があり、ここ数年まともに歌うことも集まることも出来ずにいました。それがまたこうして活動を再開できた喜びと感謝の気持ちを込めて、皆さんに歌声を届けたいです!」と、熱い気持ちを聞かせていただきました。
メンバーは随時募集中とのこと。興味のある方や見学希望の方はインスタグラムをチェックしてみてください!
@gospel_choir_grace
※記事の内容はすべて本紙掲載時点の情報です。 お名前、肩書、団体名、運営状況等など現在は異なる場合があります。