
仲間で育てる優しいハーモニー
合唱団コールスロー
郡山市を主な拠点に、ゆったりとしたペースで歌の場を育てる「合唱団コールスロー」。今回は代表である柳内さんにお話を伺いました。
クラブの設立は 2017 年 3 月で、もともと所属していた合唱団が休止になり、活動を継続したい方々で「ゆっくり作っていこう」という理由で始めたのがきっかけとのこと。肩ひじ張らずに活動を続けられる居場所を大切にしてきた姿勢が、いまの温かな雰囲気を作っているように感じました。現在所属されている方は約 30 人ほどで、年齢層は 20 代から 50 代。パートはソプラノ 7 人、アルト 7 人、テノール 6 人、バス 4 人。年齢や経験を問わず、誰でも参加しやすいのが合唱団コールスローの魅力です。
練習は郡山市内の公民館で、土曜日の夜と日曜日の午後に月 3 回ほどのペースで行われています。曲のジャンルは合唱曲を中心に、日本のポップスやアニメソング、昭和歌謡までを幅広く取り入れ、その中からメンバーで意見を出し合い、秋に開催される関係者向けへの発表会のためのプログラムを作っているとのこと。
指導者を置かず、互いに教えあうスタイルは、団員同士の結びつきをより強めています。「メンバー全員で心をひとつにし、その中でハーモニーが重なり合ったときはとても気持ちいいですね。それが合唱の魅力だと思います」と柳内さん。実際、発表会に来られた方や慰問で「感動した。練習の成果が伝わった」と言われることが多く、その声がメンバーの大きな励みになっていると話します。取材時は発表会に向けて、和やかに真剣に練習に取り組まれていました。
今後は「 20 年、30 年と新しい仲間を増やしながら歌い続けていきたいですね。年を重ねても始めやすいので、気軽に練習に参加してほしいです」と柳内さん。見学や参加希望は随時受付中だそうです。最新情報は各種 SNS をチェックしてみてください。
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