
ハーモニーが紡ぐ、音の物語
郡山市で活動している「郡山マンドリンクラブ」は、澄んだ音色と豊かなハーモニーで長年愛されてきました。
今回お話を伺ったのは、会長を務め、マンドロンチェロを担当する熊田さん。熊田さんがその楽器を始めたきっかけは、大学時代の友人からの誘いでした。演奏時に特に心掛けていることは「トレモロやソロを綺麗に美しく演奏すること」だそう。マンドリンは運指が難しく、思い通りに演奏するには地道な練習が欠かせません。
クラブの歴史は 1987 年にさかのぼります。郡山市の市民講座に集ったメンバーが母体となり、正式にクラブとして設立され、それから 30 年以上にわたり活動を続けています。定期演奏会をはじめ、施設への慰問演奏などを積極的に継続してきたとのこと。現在の部員数はおよそ 30 人。 20 代から 80 代の男女と幅広く、世代を超えて音楽を楽しんでいます。構成は指揮者と、マンドリンが 13人、マンドラが 4 人、マンドロンチェロが 4 人、ギターが 5 人、コントラバスが 1 人です。
毎週土曜日に集まり、発表会や年に一度の定期演奏会のための練習を日々重ねています。演奏される曲は、昭和歌謡・日本のポップス・ラテン・アニメソング、さらにマンドリンのためのオリジナル曲まで、ジャンルを問わず挑戦。演奏会のプログラムは、各パートの選曲担当の部員による話し合いで決め、観客を楽しませる工夫を凝らしています。
熊田さんにマンドリンの魅力を尋ねると、「音がとても繊細であること」と答えてくれました。音が重なりあって広がっていく瞬間に、大きなやりがいを感じるといいます。今後の目標は、知名度をさらに高め、もっと多くの人に自分たちの演奏を聴いてもらうこと。部員募集も随時行っています。
郡山マンドリンクラブの詳しい情報や、今後の予定が気になる方はぜひホームページをチェックしてください!
※募集は、経験者のみになります。
※記事の内容はすべて本紙掲載時点の情報です。 お名前、肩書、団体名、運営状況等など現在は異なる場合があります。