
ウクレレで郡山の復興と活性化を!
音楽を通した地域活性化に取りくんでいる杉山隆彦さんは、老舗楽器店、十字屋の社長であり楽器のリペアマンとして音楽愛好家から知られている一方、趣味のウクレレを使ったコミュニティ作りに取り組んでいます。
「震災の後、色々な方に復興支援をしていただきましたが、郡山の人が自分たちで元気にならないといけない、と思いウクレレをメインにした演奏会をはじめました」と杉山さん。
東日本大震災後の 11 年前に始めた「ウクレレないと!」は誰でも気軽に参加できるイベントで、福島市やいわき市から幅広くウクレレ愛好家が集まる恒例行事となっています。コロナ禍で 2 年の休止を挟みましたが、今年で 9 回目を迎え、回を重ねるたびに口コミで参加者の輪が広がっているそうです。
また自らもアマチュアウクレレ奏者として活動しており、若い頃はロックバンドでギターやベースなどを担当していましたが、今は奥さんとマイペースにウクレレを楽しんでいるそうです。曲目も流行歌からハワイアンミュージックなど幅広く、イベントにご夫婦で出演したり、普段の生活の中で自由にセッションを楽しんでいるそうです。「音を楽しむと書いて音楽ということを今になって噛みしめています」と音楽を生活の一部としているのがお話から伝わってきました。現在 69 歳の杉山さん。これからもどんどん郡山の音楽仲間を増やしていって欲しいものです。
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