郡山在住外国人の 方々と生徒との 異文化交流を推進

3 年前、郡山市本町に誕生したフェニックスイングリッシュスクールは、当時郡山ではまだ珍しかった、ネイティブスピーカーの先生と接する、英語イマージョン・プログラムを取り入れた英会話スクールです。

代表の野田麻衣子さんが、自身の留学体験と語学力を活かし「日本語と英語を自由に操れるバイリンガルのお子さんを育てたい」と始めました。その頃の生徒が社会人となり、中にはスクールの経験が活かされ、海外で活躍している卒業生もいて、「大変誇らしく思っています」と感慨深げです。

現在では宇都宮校もでき、両方を行き来する忙しい日々を送っている野田さん。郡山校では、昨年 12 月から放課後学童保育がスタートしています。その中で、土曜日に、郡山在住の外国人の方を講師に招き、異文化交流を行っています。

取材に伺った日は、タイ出身のサニーさんが講師を担当。生徒さんと、タイについてのクイズをしたり、タイの首都や民族衣装、タイ料理についての紹介、タイの踊りを一緒に踊ったり、タイの音楽に合わせていす取りゲームをしたり、タイの文化に触れながら楽しい時間を過ごしていました。

この試みを始めたきっかけについて「インバウンドが進む中、様々なバックグラウンドを持つ外国人と接する機会を生徒にも持ってもらいたい、そして、そういったことが真の国際交流だと思ったからです」と話す野田さん。「実際に招いてみて、こんなにも多くの国籍保持者が住んでいて郡山が国際都市であることがわかり、私も嬉しくなりました」。

最後に「郡山にいながら、留学と同じ体験ができること、そして海外の風を感じられる場を作りたいという初心を忘れずに、郡山の子どもたちの明るい未来に貢献できる場となれるよう、精進していきたいと思います」と思いを聞かせてくれました。

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