猫を飼いたい高齢者と 大きくなった猫との マッチングを

青山さんは、3 年前からご近所の仲間と一緒に野良猫の避妊ボランティアや、保護猫の預かりボランティアなどの活動を行っています。現在は、多頭飼育崩壊のお宅から引き取った 3 匹の猫を預かっています。

「子どもの頃、よく捨てられている猫を拾ってきたりしていたので、行き場のない猫を救いたいっていう思いがあるんですよね」。青山さんが、今考えているのが、大きくなった猫と高齢者とのマッチングだそう。「ご高齢になると、なかなかペットは飼えないと思われがちですが、大きくなった猫は手間もかからないし、穏やかで優しい子なら飼いやすいしおすすめしたいですね」。譲渡会などでも、子猫は飼い主がすぐ決まるが、成長した猫はなかなか飼い主が決まりにくいのだそう。「ペットロスの解消にはペットしかないんです。お年寄りの方も、猫を飼うことで癒されたり、気持ちが明るくなったり。先日、3 歳の保護猫を譲渡した方も、喜んでくれました」。ご高齢の方には譲渡後もフォローをします、と青山さん。

「これからも避妊ボランティアの活動は続けていくことと、保護猫の預かりボランティアも仲間が増えたら、もっとたくさんの猫を譲渡できるかな、と考えています」。青山さんは、猫ちゃんを抱きながら、今後について聞かせてくれました。

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