気軽にいつでも買い物を楽しんでほしい

24 時間営業 洋服の無人販売店「セルック」が話題

コロナ禍で人との接触が制限される中で、餃子やスイーツなどの無人販売店が郡山市内にも次々登場しました。それらの無人で商品を売る店は、コロナ禍が落ち着いた今も、定着し進化を続けています。

その一つ、24 時間無人販売のセルフブティック「sélook(セルック)」のコスモス通り堤店が昨年 12 月に。そして今年 5 月、2 号店の郡山駅前店がオープンしました。「 24 時間営業のブティック?それも無人販売?」と最初に聞いた時は、どうやって販売するんだろうと不思議でした。今回、その辺の疑問も含めて、セルックを運営している(株)ベルアビエ代表取締役の林治さんにお話を伺いました。

(株)ベルアビエは、林さんの祖父母が 80 年前に始めた靴下や腹巻の行商から始まり、欧米へのニット製品の輸出、お父さんの代では自社ニット製品の国内への百貨店や小売店への提供、そして現在は世界 10 か国から現地買い付けした商品を、全国の衣料品店へ委託販売で提供しているそうです。
「セルックは、商店街の衰退とか、買い物をする場所が減っていく中で、気軽にいつでも買い物を楽しんでいただけるようなお店を作りたいと思い始めたのがきっかけです」と林さん。店内には、婦人服や若者向けの古着に、アクセサリーや帽子、バッグ等の小物まで、海外から直接仕入れた商品が週替わりで約 500 点並んでいます。

そして、お店の営業は 24 時間で年中無休。無人にすることで人件費が抑えられるため、商品の価格は 1000 円からと、とてもお手頃。試着室もあるので、試着し放題。ゆっくりお洋服が選べます。会計も券売機やセルフレジで簡単にできます。セキュリティにもぬかりはなく、店内には 24 時間のライブ防犯カメラを設置し、人感センサー付きで店内に人がいることが通知されるので、安心してお買い物が楽しめます。

「無人販売は、お客さんと直接コミュニケーションを取ることができませんが、『なんでもリクエストノート』を取り入れて、お客さんの要望や感想を自由に書いていただいています」。これにより、お客様のニーズを知ることができ、商品の仕入れに役立てられているそう。
思い立った時に人目を気にせず、買い物を楽しめる無人の店セルック。「お時間のある時にでものぞいていただければ、新しい発見があるんじゃないかなと思います」。まだ行ったことがないという方、ぜひ一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

株式会社ベルアビエ
代表取締役  林 治さん

※記事の内容はすべて本紙掲載時点の情報です。 お名前、肩書、団体名、運営状況等など現在は異なる場合があります。

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