大切な“家族”を亡くされたお客様の気持ちに寄り添って
郡山ペット霊園
代表 宗像久夫さん
本宮市岩根にある郡山ペット霊園の代表を務める宗像久夫さんは、ペット業界ひとすじ 40 年。
今から 43 年前、ビバホーム大槻店内に出店した「ペットショップフレンド」の店長として、ペットの販売やトリミング、フードやグッズの販売に携わっていました。「小学生からインコを飼っていて、よくペットショップフレンドにも行っていたんですが、高校 2 年生の時にアルバイトをさせてもらうことになったんですよ」。高校卒業後はトリミングの専門学校に進学、当時はまだ珍しかったトリマーの資格を取り、晴れてペットショップフレンドに入社しました。
「そのうちに、常連さんから、お宅ではペット霊園はやらないのかい?と要望をいただくようになって、その声に応えるため社長が、 38 年くらい前に郡山ペット霊園をはじめたんですよ」。はじめのうちは、ペットショップの常連さんが中心でしたが、徐々に口コミで広がっていきました。
そして、昨年 10 月にペットショップフレンドが撤退し、霊園の仕事 1 本に。「お客様は皆さんペットを『うちの子』とおっしゃって家族として大切にしておられるので、きちんと火葬をして、埋葬や返骨をして送って差し上げるのが我々の役目です」。宗像さん自身も子どもの頃からインコやうさぎ、ハムスターなどを育ててきたので、お客様の気持ちがよくわかるのですね。
「ペットを亡くされてから、寂しくてしかたがないというお客様からお電話をいただくこともあります」。そういう時も親身になってお話を聞いたり、アドバイスをするという宗像さん。「これからも肩ひじ張らず、お客様の立場に立って、続けていけたらと思います」。

代表 宗像久夫さん
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