
アダプテッドエアロ ビックのサークル チーム★インパクトを主宰
アダプテッドエアロビックとは、障がいのある方を中心に、個人の運動能力に合わせたエアロビックのこと。
丹野好恵さんは、2012 年 4 月に、郡山市で最初のアダプテッドエアロビックのサークル「チーム★インパクト」を立ち上げました。もともと、福島県立の特別支援学校の教員だった丹野さん。娘さんが競技エアロビックの選手だったことから、いわき市で行われた大会を応援に行っていた時に、初めてアダプテッドエアロビックを見て、「あ、これだ!」と感じるものがあったそうです。
「障がいのある子ども達の教育に携わってきて、この子達が学校生活を終えた後、続けていけるような趣味はあるのかな?と気になっていました」。その丹野さんの思いが、チーム★インパクトの誕生につながったのです。「エアロビックを通して、障がいのある人もない人も、年齢に関わらず、仲間と共に楽しく生きがいを持って、心身ともに豊かな生活ができるよう、メンバー同士の親睦を図ることを目的としています」。
現在、団員数は 35 人。8 歳 〜 70 代の方まで、知的障がい、聴覚障がい、発達障がいなどを持つ方とその家族や関係機関の方などが所属しています。月 2 回、日曜日に市内の公民館等で練習会を行う他、年 2 〜 3 回程度大会に参加したり、親睦を図るレクリエーションなどを行っています。
練習会では、30 分ほどストレッチをし、その後 30 分エアロビックの基本動作で汗をかき、最後の 30 分で演技の振り付けを練習するのが主なメニュー。「団員の皆さんにとって、こうやって体を動かすことが生活の中の楽しみになってほしい、その一心で続けてきました」と丹野さん。エアロビックをしている時の笑顔を見ていると、丹野さんの思いが伝わっているなと感じました。今年の 11 月には、初めて全国大会が福島県いわき市で開催されるとのこと。「大会に出ることが目的ではありませんが、励みになることですので、そのための練習も頑張っています」。
※記事の内容はすべて本紙掲載時点の情報です。 お名前、肩書、団体名、運営状況等など現在は異なる場合があります。