
昨年 7 月に郡山に移住。音楽の日の理念に共感
39 歳の斉藤シラベさんは郡山で生まれ、4 歳から宮城県に移住、大学を卒業後は都内の通信系会社でサラリーマンをしつつ、ギター弾き語りスタイルの音楽活動を続けてきました。中学生の時にコピーバンドでエレキギターを始め、その後はアコースティックギターと歌をメインにしつつ、ラップや和楽器も取り入れた自由なスタンスで作曲を行っています。
ここ数年はリモートワーク中心となったことで「好きなところに住んでみよう」との考えに至ります。郡山を選んだ理由は、両親が住んでいたこと。これからの人生で両親と話せる時間は思いのほか短く限られていることから決意し、昨年 7 月に葛飾区から引っ越してきました。
そして今年 5 月には、無料野外フェス「運命の出会いに花を
in 楽都郡山」を主催しました。ですが当初は郡山の知人はゼロ。たまたま行った「フォーク酒場 6575」での出会いが次々とつながり、フェスでは、よさこいチームや琉球太鼓愛好会などジャンルの様々な人たちが出演。歌と踊りのバラエティに富んだ内容で盛況となりました。
現在は 10 月 2 日の「郡山市音楽の日」に向けた無料イベントを計画中。たまたま知り合った実行委員との話の中で「自由にいろんなところで音楽を楽しめる日にしたい」との理念に共感。協力者として昨年はステージに立ち、今年はエスパルでのライブを主催する予定です。
郡山に移住して 1 年と数か月で、どんどんと活動の幅を広げている斉藤シラベさん。知り合った理由や開催したきっかけを聞くとほとんどが「たまたま」と答えます。偶然の出会いを大切にしているからこそ、短い期間にも関わらず、郡山の音楽好きをつなぐ役割を果たせているのでしょう。
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