#わんこ物語

美犬の出産

ヨークシャーテリアのルンは、みんなから褒められる美貌の持ち主で、お行儀もいい。飼い主の私にはべったりの甘えん坊。

「こんないい犬は子どもを産ませた方がいいよ」とブリーダーさんにも勧められて子どもを産ませることにした。ルンはうまいこと妊娠したのだが、動物病院のレントゲン検査ではお腹の中にいるのは 1 匹だけという。「子どもが 1 匹だけだと大きくなりすぎるので難産ですよ」と言われ、ちょっとビビッていた。

ところが夏の真夜中、ルンは突然ものすごい悲鳴をあげて苦しみはじめた。真夜中なので動物病院に行くこともできず、もうこうなったら私がやるしかないと自分が産婆を務めることに…。

1 時間後、ルンは丸々と大きな男の子を産み落とした。「良かったねー、ルン」と私が子犬に手を伸ばそうとしたら「うーッ」と警戒音を発して自分で抱え込み、ピンク色に変わったおっぱいを飲ませはじめた。一晩じゅう産婆をして疲れ切っていたけど、母性愛のすごさに大感動した!!

(浜松のふわちゃん)

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