#わんこ物語

平成の、残念なシベリアンハスキー(中)

建築士の浅井さん夫妻は、子どもがいないこともあって、いつも家の中に二、三匹の犬がいないと淋しいという生活。大型犬のシベリアンハスキーも、もちろん居間で一緒に暮らしています。

9 月のお祭りの日。浅井さんの奥さんは前日から仕込んだコンニャクや鶏肉や野菜のうま煮十人分を大鉢に入れて、テーブルの上に置きました。
で、用事をすませて帰ってきたとき、「あらッ?」と一瞬、頭が真っ白になり、私はまだお鍋からうま煮を移していなかったのかしら、と思ったのでした。それくらい、大鉢はきれいにナメあげられていたのです。

廊下を見ると大きなお腹をしたシベリアンハスキーが「もう食えません」という顔をして寝ていたそうです。

(ミウラ)