#わんこ物語

勉強するコタロー

ある日、テレビを観ていたら「ごはん」と鳴く犬が出ていたので、コタローにも言葉を教えてみようと思いつきました。コタローは飼い主の言うことを理解しようとするから、言葉を覚えるかもしれない、と思ったのです。

大好きな鶏ささみのジャーキーを用意すると、食いしん坊のコタローは「なんでもします」とヨダレを垂らさんばかり。「ごはん」「ワウワウ」「違う、ごはん」「ゴアウ」「ごはん」「ゴアウ、ゴアウ」……。

こうして、滝川コタローの勉強は一週間ぐらいつづいたのですが、子どもたちが聞いても「あ、ごはんて言ってる」というところまで完成しました。

「ゴアーン」と鳴けば、ご飯やおやつがもらえる、と学んだコタローはそれ以来、お腹がすけば「ゴアーン」と鳴くようになって、うちの奥さんからは「余計なことを教えて、うるさいじゃないの」とにらまれております。

(滝川)