#わんこ物語

くやしい

私はもともとネコが大好きでしたが、転勤族で飼えないためネコのユーチューブばかり見ていました。

主人がようやく定年になって故郷の家に住むようになったある日、久留米のペットショップで犬を見つけた、と主人から電話がかかってきました。13 万円だといいます。「犬?あなたが飼うのね。ハイハイハイ」と言って ATM で13 万円を出し、手渡しました。

2 週間後に連れて帰ってきたのを見たら、真っ黒なトイプードルの男の子で、もう人生がひっくり返るほどの可愛さ。私はとつぜん犬派に転向し、可愛い、可愛い、とお世話を焼きつづけ、お洋服をつくったりお野菜を煮てあげたり、尽くしまくり。

ところがトイプードルのマロは私を家政婦と思っているのか、主人にべったりで、今日も玄関の主人のスリッパの上に寝て帰りを待っています。くやしい。
(緒方)

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