論語を読む

今はどうか知りませんが、昔は高校の必須科目に漢文という授業がありました。それこそチンプンカンプンで手こずった覚えがあります。

その中には、「論語」という章があり、孔子という偉い人の言葉が書かれていました。たとえば、

 ▽剛毅朴訥ごうきぼくとつじんに近し(口下手だけど、信念をしっかり持っている人は正しい)

 ▽巧言令色こうげんれいしょく、少なし仁(うまいことばかり言って、上っ面うわっつらで生きてるやつはダメ)

などは有名ですよね。

太平洋戦争で日本が負けたあと、焼け跡の闇市に、粗末な紙の、エロ・グロ専門の俗悪な雑誌が出まわりました。その中から見つけた「論語」の新解釈を紹介しましょう。玉川一郎という戯作者げさくしゃ(ユーモリスト)のものでした。

 ▽君子くんし危うきに近寄らず、(だがしかし)を見てせざるは勇なきなり

孔子先生の教えを、おそれ多くも、「危うき」を「仰向あおむけ」に、「義」を「毛」に書きかえて、スケベな読者をニヤリとさせたものです。