テレビではよく「究極の豚骨ラーメン」とか「究極の一人旅」とか、「究極」をよく使っていますね。「究」は「きわめる」、「極」も「きわめる」で、「究極」は「きわめつくす」という意味のようです。
倉田良助さんは「たとえ、引っかき傷のようなものでもいい。この世に生きた印を残して死にたい」と、時折、つぶやくように言います。彼は若い頃から熱狂的な映画ファンで「いつか自分でシナリオを書くんだ」と言いつづけてもいました。そして、八十歳を目前にした今、ついに「書いてる」と言うのです。『八十歳のジジイの仰天妄想から生まれた究極のロマン・ポルノ』だそうです。
映画ファンの仲間の飲み会では「倉ちゃんのロマン・ポルノ、どうなった?」というのが挨拶がわりになっていたのですが、先日の飲み会で面白い情報が入ってきました。
「倉ちゃん、今、寝込んでいるらしいよ」というのです。えーっ、どうして?と、みんなビックリ。「究極の体位というのを自分でやってみていたら、筋違いとギックリ腰になって動けなくなったんだって」。一同、腹を抱えて大笑い。
「いやー、これこそ究極のお笑いネタだぜ」と大うけしたのでした。