時代とともに世相も新しく大きく変わっていく……ということは百も二百も承知しているつもりでいましたが、やはり昭和人間は、古い物差しでしか今どきの若者たちを計れないのかなぁと、つくづく思います。
とにかく会話や歌や考え方がまったく理解できません。テレビの漫才やコント、トーク番組を観てもちっとも面白くない。その、ちっとも面白くないことに、手を叩いて大げさに笑って見せるタレントたちを見ると、観光地で売っているシンバルを叩く猿の玩具を連想してしまいます。テレビ朝日の『徹子の部屋』で、出演した若手お笑い芸人たちが「持ちネタ」というのをやると、黒柳徹子さんがニコリともしないで、一言「面白くない」と仰るのだけは、面白いです。
「あゝ世も末だなぁ」と嘆いていると、こんな話を思い出しました。
紀元前三千年のメソポタミア文明を調査していた学者が、ある洞窟の壁に彫られていた楔形文字を発見。苦心して解読したら「今どきの若者はなっちょらん。世も末だ」と書かれていたそうです。
