私たち庶民も、テレビなどのメディアも、とうとう「平和ボケ」の極みに達してしまったようです。どのチャンネルを回しても、大食い選手権だの、食べ歩きだのと、モノを食う番組であふれています。
だけど、みんな忘れてしまってるけど、敗戦直後のわが国は貧しさの上にたいへんな食糧難で、飢え死にや、食い物を争って人を殺したりした時代があったんですよね。
今では、キャビア、フォアグラ、トリュフを世界三大珍味と称して有難がっていますが、昔、子どもの私に酒飲みの大伯父が真面目な顔で「貧乏人の三大珍味」を教えてくれました。
①サンマの腹わた ②シャケの皮 ③エビの尻尾 というんです。
冗談にしても、なかなかオツではございませんか。
グルメ時代に、こんなこと思い出して、世の中の風潮をちょっと反省してみました。