町内の「春山クリニック」は、先生と看護師さん三人との小さな医院ですが、男先生の的確な診断と処方、若い女性看護師さんたちの明るい笑顔で、とても気分のいい「かかりつけ医」です。
月に一度、血圧降下剤を出していただくだけですが、診察前に看護師さんに血圧を測ってもらうのも楽しい。
ある日、血圧を測ってもらいながら、「このごろ、目方が減っちゃってねー」と言うと、「えっ? メカタって何ですか」と、けげんな顔です。あっ、そうか、今は目方なんて言わないんだな、と気づいて「体重のことですが」と言うと「なるほどー!!」なんて彼女たち大笑い。
「あたしの若い頃は身長も、身の丈、とか、タッパ(立端)といったもんだけど」と、調子にのって余計なことまで喋ってしまいました。その後は、行く度に「さあ、血圧がすんだら、メカタとタッパも測りましょうね」と笑いながら応対してくれます。
きっと、あたしは「メカタとタッパの人」なんて言われてるんだろう、と思いますよ。