こおりやま歳時記

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こおりやま歳時記 : 〈2006年12月〉
梁川町のあんぽ柿今月はちょっと県北まで足をのばして、伊達市梁川町のあんぽ柿づくりです。
福島県伊達市梁川町五十沢地区はあんぽ柿の発祥地です。
250年前に植えられ始めたといわれ、11月に入ると、たわわに実をつけた柿の木が、里山の風景を彩ります。
こおりやま歳時記 : 〈2006年12月〉その2
梁川町のあんぽ柿干し柿の主流は蜂屋柿、平種無柿など。
枝も折れんばかりに実った柿の実が、地面に届きそうな勢いです。
こおりやま歳時記 : 〈2006年12月〉その3
梁川町のあんぽ柿五十沢地区では約250軒の農家が、あんぽ柿を出荷しています。
収穫に大忙しの佐藤さん。柿が霜にあたると、ヘタの部分が黒ずむので、霜が降りる前に収穫は終えます。
こおりやま歳時記 : 〈2006年12月〉その4
梁川町のあんぽ柿収穫が終わり皮をいた柿は、1個ずつひもに通し硫黄で燻蒸した後、「柿ばせ」と呼ばれる干し場に吊るし、1ヶ月ほど自然乾燥させます。
これにより色が鮮やかで、柔らかな食感のあんぽ柿ができあがります。
こおりやま歳時記 : 〈2006年12月〉その5
梁川町のあんぽ柿このような横吊は、縄が柿の実に食い込む事がなくきれいな仕上がりになる平成に入ってから始められた干し方だそうです。
江戸時代に始まったといわれるあんぽ柿つくり、たゆみない改良の努力があって今の一大生産地になったんですね。
こおりやま歳時記 : 〈2006年11月〉
美しい紅葉、落葉 銀杏の落葉を待っていたので、更新が少し遅くなりました。
11月は落ち葉のコンチェルト。美しい紅葉、落葉を紹介します。
まずは郡山美術館敷地内雑木林。
18ヘクタールにも及ぶ敷地内にクヌギ、ナラ、栗、松などの雑木林。手入れの行き届いた林の中は、四季折々自然の豊かさを教えてくれます。特に紅葉、落葉の時期は林の中に分け入るのがもったいないほど美しさです。(駐車場の北側に広がる林の落ち葉は見事でした)
こおりやま歳時記 : 〈2006年11月〉その2
美しい紅葉、落葉 次は奥岳湯川渓谷です。安達太良山、奥岳登山口あだたら高原スキー場から、徒歩10分ほどでたどり着きます。
新緑から落ち葉の季節までハイカーが絶えることはありません。
こおりやま歳時記 : 〈2006年11月〉その3
美しい紅葉、落葉夏出(薬師堂)分校跡の大銀杏です。残念なことに、分校は取り壊されてしまって跡形もありませんが、樹齢400年とも言われる銀杏の大木は健在で、落ち葉 の季節にはそのオーラを撒き散らします。この黄色のじゅうたんの上で嬉々として遊びまわっていた子供たちは今、と思うと何だか甘酸っぱい気持ちになってし まう箱庭のような場所です。
こおりやま歳時記 : 〈2006年11月〉その4
美しい紅葉、落葉喜多方新宮熊野神社長床の大銀杏は濃緑の杉の木立とあいまって、銀杏の緑から黄色へのグラデーションが美しい。
もう少し季節が進むと参道は落ち葉のじゅうたんで敷き詰められます。
こおりやま歳時記 : 〈2006年11月〉その5
美しい紅葉、落葉最後は、喜多方新宮熊野神社本殿(熊野三社)です。
長床周辺には数本の銀杏の木があり、大銀杏より早く落葉を始めるようです。
本殿から見た石段。落ち葉のコンチェルトの最終楽章はアダージョ、ロマンチックな二人の後姿で終わります。
こおりやま歳時記 : 〈2006年10月〉
彫刻の旅郡山には、すばらしい作家の彫刻が多数あります。
今回はぐるり彫刻の旅。
散歩がてらぐるりと一回りしてみました。

まずは市立美術館から。
『野兎と鐘』フラナガン・バリー 作 (英) 1941〜
兎は多産、鐘は平和の象徴。まるで背景の森から飛び出して、美術館の入口に向かってとびこもうとしているようです。
こおりやま歳時記 : 〈2006年10月〉その2
彫刻の旅次は郡山開成学園のキャンパス内。
『かんがえる』岩野勇三 作 (新潟県出身) 1931〜1987
郡山女子大学付属幼稚園の教育方針は「よくみる、よくきき、よくかんがえて」。
よくみる像、よくきく像と共に3体ある銅像のうちの1つで、学長先生の園児たちへの
賢く健やかに育てとの願いがこもったプレゼントです。作品はキャンパス内にあります。ごらんになりたい方は、守衛室までお申し出下さい。
こおりやま歳時記 : 〈2006年10月〉その2
彫刻の旅『街』佐藤静司 作 (郡山市出身) 1915〜
郡山駅前、フロンティア通りの入口にあります。
一対の女性のブロンズ像ですが、佐藤氏は駅前のご出身。
帽子のひさしを軽くつまみ遠くを見つめる女性の姿に、作者の姿が重なります。
こおりやま歳時記 : 〈2006年10月〉その3
彫刻の旅 この方も郡山出身の超有名彫刻家。
『翔』三坂耿一郎 作 (郡山市出身) 1908〜1995
郡山市文化センター西側にあります。
郡山市湖南町出身の三坂先生は1939年東京美術学校研究科を終了と同時に破竹のような作家活動を行いました。
作品の前に立つと、人間への深い洞察眼と普遍的な愛情が見るものの胸を打ちます。

みなさんもぜひ一度彫刻散歩を楽しんでみてはいかがですか?
こおりやま歳時記 : 〈2006年9月〉
江持石彫刻フェア平成18年7月23日〜8月5日に須賀川市翠ヶ丘公園「五老山」で行われた江持石彫刻フェア
公募によって選出された彫刻家が、期間内に会場で「夢」を作品を制作しました。

高谷茉莉さん
●作品タイトル「ポトリ」
京都府京都市出身/日本大学芸術学部美術学科彫刻専攻
植物の種が芽吹き、それが地上に落ちる瞬間を表現しました
こおりやま歳時記 : 〈2006年9月〉その2
江持石彫刻フェア河原祐貴子さん
●作品タイトル「反応」
神奈川県相模原市出身/女子美術大学芸術学部立体アート学科
刺激→反応→結果。我々はその循環の中で生きていますが、刺激と結果は形として現しやすい。
その形になりにくい部分を形に表したいと思います。無意識な反応の仕方によって、結果はまったく違うものになると思います。
いい夢なるか悪夢になるか。
こおりやま歳時記 : 〈2006年9月〉その3
江持石彫刻フェア馬渕洋さん
?「!!」
?「江持怪獣○○」
兵庫県明石市出身       
?は文字を使い、上に人が乗りポーズをとることにより完成する作品です。
?はあまり手を加えない9個の石を配置して、地元の江持石がノッシノッシと歩き回る怪獣に見えるようにしたい。
こおりやま歳時記 : 〈2006年9月〉その4
江持石彫刻フェア松枝悠希さん
●作品タイトル 未定
茨城県常総市出身/東京芸術大学大学院美術研究科デザイン専攻(空間)
真ん中のくぼんだ木の葉のような、あるいは手のひらを上に向けて、ちょっと窪ませたような繊細で優しい形のオブジェと格闘中。
こおりやま歳時記 : 〈2006年9月〉その5
江持石彫刻フェア栗原優子さん
●作品タイトル 「雨花」(あめはな)
東京都出身/女子美術大学大学院修士課程
雨花は須賀川に来て、美しい緑にしたたる水滴に、花を重ねて思いついた栗原さんの造語。
こおりやま歳時記 : 〈2006年10月〉その6
江持石彫刻フェア西村久子さん
●作品タイトル 未定
兵庫県伊丹市出身/大阪芸術大学短期大学部デザイン美術学科
それは単純で、まるで子供の落書きのように、とりとめのないものが層になっている。そんな作品を目指しています。

完成した作品は会期後、公園内にある「石の彫刻の森」に展示します。
みなさんぜひご覧ください!

 

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