歴史文学散歩 : 歴史文学散歩:2011年3月
投稿日時: 2011-03-03 13:39:59

■久米正雄(開成小学校句碑)
「古里の小学校の鐘の音を
ふと聞きしより涙流るる 正雄」
●作家久米正雄は明治35年3月22日に桑野尋常小学校(現在の開成小学校)を卒業しました。小学校から安積中学を卒業するまでの間、現在の開成館一階に住んでいました。碑になった作品は、進学のため上京した久米が望郷の念をしたためた句と思われます。自筆の短冊が開成小学校に現存し、碑はその書体を模したものです。
●2月6日に表彰式の行われる三汀賞で、開成小学校は学校賞、五年の松坂君が三汀賞、三年の菅野さんが優秀賞のトリプル受賞が決まりました。まるで先人の研ぎ澄まされた魂が、今も子供たちの感性をピカピカに磨いてくれているようです。


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