こおりやま技列伝 : 〈2008年7月〉その2 |
製作するのは、ドアや窓を飾る平面の作品からランプのシェードや花器などの立体ものまで多岐にわたります。 独特の風合いのある外国産のガラスは、国産の2〜3倍材料費がかかります。 |
こおりやま技列伝 : 〈2008年7月〉その3 |
一般的なヨーロッパの文様にこだわらずに、日本の家屋に合ったデザインを心がけています。 好きなモチーフは鳥、そういえば作品のあちらこちらに、可愛い鳥の姿がありました。 |
こおりやま技列伝 : 〈2008年6月〉 |
磐梯熱海こけし製作 佐藤正さん S4.12.5生 (78歳) 郡山市磐梯熱海生まれ、現在も磐梯熱海に在住。佐藤さんは昭和19年から平成9年まで勤め上げた国鉄(JR)マンでした。 同時に、幼少の頃から磐梯熱海に投宿していた渡辺求さん(弥治郎系のこけし作家/白石市)にかわいがられて、物心がついたときにはもう、こけしを引いていたといいます。 |
こおりやま技列伝 : 〈2008年6月〉その2 |
こけしに対する思い入れは国鉄に入社後も変わらず、31歳から国鉄とこけし作家二足のわらじを履くことになります。 アイディアマンで、頭の切り替えの速い佐藤さん、78歳の現在も郡山ではただ一人弥治郎系の伝統こけしの後継者として、 ますます元気でした。 |
こおりやま技列伝 : 〈2008年6月〉その3 |
ホテル華の湯の向かい側にこけし記念館、磐梯熱海駅前にこけし教室があります。 |
こおりやま技列伝 : 〈2008年5月〉 |
木工 阿久津勝利(あくつかつとし)さん S42・5・29生まれ(42歳) 工房 木の子 郡山市阿久津町石橋157−104 (944)7863 郡山市三穂田生まれ。 |
こおりやま技列伝 : 〈2008年5月〉その2 |
木工を始めたきっかけをうかがうと、8年前のサラリーマン時代、偶然本屋で手にした木のおもちゃの本を開いたとたん子供の頃の思い出がよみがえり、木に対する思いが頭の中でスパークしたのだそうです。 それ以来、木にのめり込み、会社を辞め材木と戯れながら現在に至ったと自分を振り返ります。 |
こおりやま技列伝 : 〈2008年5月〉その3 |
製作するのは、テーブルや椅子などの家具、おもちゃ、額縁など。 製作途中で出た木っ端も、とことん使い切りたいので、どうしても小振りな製品が増えるとぼやいていました。 |
こおりやま技列伝 : 〈2008年4月〉 |
染織作家 滝田彩知代さん 43歳 郡山市賀庄86 郡山出身、女子美術大学卒業後、京都の川嶋テキスタイルスクールで、染色と織の勉強をしました。 現在も染と織をひとりでこなします。だから染織家と御自分を呼びます。 |
こおりやま技列伝 : 〈2008年4月〉その2 |
女性らしい優しい色合いの、縞柄や格子柄が特徴です。最近は、中国を初め外国産の絹を使い、生成りの風合いを生かした織物に取り組んでいます。 |
こおりやま技列伝 : 〈2008年4月〉その3 |
「蚕が自分の命に必要だから繭を作るように、植物が必要に応じて様々な色彩を持つように、 私も織物という世界の一部で、自分の役割を果たしたい。」 滝田さんの染織の長い道は続きます。 |
こおりやま技列伝 : 〈2008年3月〉 |
三春人形作家 小沢宙(おざわそら)さん 24歳 三春町南成田千代川87 TEL.024−762−2552 小沢宙(そら)さんは、三春人形の復活に尽力した小沢太郎さん、重子さんのお孫さん。 地元の高校を卒業後、京都で仏像、木型について学び、2004年3月から祖母の重子さんと三春張子の製作を始めました。 |
こおりやま技列伝 : 〈2008年3月〉その2 |
現在、体調をこわした重子さんに代わって溜まった注文の製作に追われています。 一心不乱に自分の仕事をして、技術を次の世代へ手渡す。太郎さん、重子さん、そして宙さんへと伝わる技の伝承には、胸を打たれるものがあります。 |
こおりやま技列伝 : 〈2008年3月〉その3 |
外来の顔料を一切使わず、文化、文政時代に始まったといわれる、当時と同じ主に植物を原料とした顔料で絵付けをします。 最近では宙さんの作品も少しずつお店に並ぶようになり、希少性の高かった小沢さんの三春張子も宙さんのがんばりで、少しは手に入りやすくなったかも。 何しろ優しい色使いと表情が特徴の人形です。 |
こおりやま技列伝 : 〈2008年2月〉 |
草月流華道家 菅野草苑(そうえん)さん(60歳) TEL 024(952)0034 草月流華道家 菅野草苑さんは、週替わりで郡山市大槻町にある蕎麦「くにや」 のウィンドウを飾っています。 |
こおりやま技列伝 : 〈2008年2月〉その2 |
18歳から始まった菅野さんの華道歴は草月流一筋。 そもそも形の伝承を嫌い「守・破・離」の教えが根底にある草月流の気風が性に 合っていたんだそうです。 |
こおりやま技列伝 : 〈2008年2月〉その3 |
現在草月会福島県支部副支部長、日本いけばな芸術協会正会員、草月会一級師範理事。 自宅でいけばな教室を主宰しています。 |
こおりやま技列伝 : 〈2008年2月〉その4 |
「型」にとらわれることなく、常に新しく、自由にその人の個性を映し出す草月 流の生け花。 個性豊かな作品からは、いけ手の想いがあふれ出てきます。菅野さんの今後の活 躍に期待です! |
こおりやま技列伝 : 〈2008年1月〉 |
カスタムナイフ作家
武藤美彦さん(50歳) TEL.024−942−7639 郡山出身の武藤さん。 東京造形大学室内建築学科卒業後、東京で6〜7年間内装デザインの仕事についていましたが帰省をきっかけにナイフ製作に没頭し始めます。 |
こおりやま技列伝 : 〈2008年1月〉その2 |
作品の美しさ完成度は抜群。 デザインを学んだ武藤さんならではの感性で、他の作家の作品とはテイストが一味も二味も違います。 |