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投稿日時: 2015-04-22 14:54:28
「端午」
端午とは月の初めの午の日をいいましたが、5月5日を端午というように変わりました。5月は大事な田植えのため「物忌み」をする月で、菖蒲酒を飲んだり、菖蒲湯につかったり、粽(ちまき)を食べたりして身を清めます。「菖蒲」が「尚武」につながることから、男の子の雄々しい成長を願う節句になったといわれます。
投稿日時: 2015-03-25 16:33:29
「花見」
サクラの「サ」は稲の霊を意味し、「クラ」は神の座を意味します。つまり桜は穀物の神様の宿る木となります。昔の人は満開の桜を豊作のイメージと重ね合わせたのでしょう。花見も豊作を祈願する神事がもとになっているのです。他にも五月(さつき)、早乙女、五月雨など稲作にまつわる多くの言葉に「サ」が付きます。
投稿日時: 2015-02-28 10:37:09
「桃の節句」
3月3日は桃の節句。雛人形を飾り女児の健全な成長を祈ります。元来は、藁(わら)や紙で作った人形に罪・穢(けが)れを託し川や海に流す祓いの行事でした。今でも流し雛の風習が各地に残っています。また、桃は古くから悪鬼などを祓い、長寿の力を持つと信じられていました。
投稿日時: 2015-01-31 17:33:48
「節分」
節分とは、本来季節が変わる節目の意味で、立春・立夏・立秋・立冬の前日を言います。現在では冬から春に移る節分が広く知られています。立春を迎えるための節分行事は、宮中で大晦日の晩に災難の元である悪鬼を祓うために行われた「追儺(ついな)」の行事が起源と言われています。また旧暦では、立春をもって年が改まるという考えから、豆をまいて鬼を追い払い、春を迎える現在の節分行事が行われるようになりました。
〈取材協力:開成山大神宮宮司 宮本孝氏〉