歴史文学散歩 : 歴史文学散歩:2012年3月
投稿日時: 2012-03-05 16:36:35

■清水池公園の今泉久次郎胸像  郡山市逢瀬町多田野字清水池
●浄土松公園の近くに「清水池」という小さな池があります。周囲を小公園に整備されたこの池は、実は郡山市の水道発祥の地なのです。
●明治45年に安積疏水による近代水道が完成する以前の郡山の水源として、明治23年にこの場所から11?の木管を繋ぎ合せて水を引き、市街地への給水が開始されました。
●池のほとりに、今泉久次郎の胸像が建てられています。この方は明治22年に郡山が村から町に昇格した際の初代町長でした。この町長の情熱あふれる努力と毎日200名の人々が2年の歳月を費やした労働力が多田野水道を完成させ、東北で3番目という近代水道実現につながる大きな力になったのでした。多田野水道は、安積疏水の完成とともに20年間でその役割を終えました。
●像は、郡山の水道創設者としての今泉久次郎の功績を長く伝えようと、昭和58年に青年会議所が建立しました。胸像の制作は郡山出身の彫刻家、佐藤静司です。


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