歴史文学散歩 : 歴史文学散歩:2011年10月
投稿日時: 2011-10-07 18:08:08

■中西悟堂句碑 (五百淵公園)
●「ロハスがなんじゃ。スローライフがどうするんじゃい。環境保護団体が何で捕鯨船にペンキを投げるんじゃい。今頃、翁はお墓の中で怒鳴っていると思います。」<松岡正剛>
●日本野鳥の会の創立者として有名な歌人中西悟堂は、単なる野鳥研究家ではありませんでした。今から半世紀以上前に、機械文明、消費文明の行き過ぎに警告を鳴らしていた思想家でもあったのです。「私には自然への帰依信奉が強く、いかなる思想も自然を欠いては浮き上がってしまうという信念さえ持つようにもなっていた。そしてその自然の中の第一の対象が鳥であった。」『愛鳥自伝』
そして、実際に林の中に机を置き、裸で本を読み、雑草やメダカを食したのでした。
●悟堂は、昭和9年38歳の時に『日本野鳥の会』を創設しましたが、その趣旨に大いに賛同したのが郡山の湯浅大太郎先生でした。中西悟堂は湯浅先生の招きで幾度か郡山を訪れていますが、碑文の句は、当時南側が菜の花畑だった五百淵で詠まれたものです。
「三光鳥 菜の花すりて 一文字に」
碑はS28年5月に、日本野鳥の会郡山支部の手により建立されました。


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